第 2 2 号 |
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■■■■■■■ ≡奈良県教育委員会メールマガジン≡
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■■■■■■■ 「 E − 夢 は っ し ん ! 」
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■■■■■■■▼ No.022 平成16年4月15日(木)
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発行:奈良県教育委員会事務局 教育企画課
http://www.pref.nara.jp/kyoiku/
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┏━┓ 【巻頭言】・・・・奈良県立橿原考古学研究所 所長 樋口隆康
┃目┃ 【教育委員会の動き】・・・・学校教育課 人権教育課
┗━┛ 【今、学校では・・・】・・・大塔村立大塔小学校
┏━┓ 奈良県立山辺高等学校
┃次┃ 【数字で見る奈良県の教育】
┗━┛ 【お知らせ】【新着情報】
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【 巻 頭 言 】
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なぜ、青少年関係の犯罪が多いのか?
奈良県立橿原考古学研究所 所長 樋口 隆康
この頃は毎日のように、青少年に関係した犯罪が報道されている。学校の
教室に殴り込んで、子どもたちに危害を加えたり、一人歩きの中学生を襲っ
たり、若い母親が幼児を殴り殺したり、あるいは、少年が強盗に入って、金
を奪ったり、親を殺したりと、子どもが被害者になったり、犯罪者になった
りする事件が後を絶たない。
その原因として、家庭でのしつけが悪いとか学校の対策が不十分とか、身
近なところへ責任をなすり付ける意見が多い。私はむしろ、社会と教育の問
題ではないかと思う。
私の関係する文化財では、盗掘という問題がある。昔は日本でも古墳など
から副葬品が盗掘されて、横流しされていた。それが現在はほとんど無くな
った。中国の文化財担当者が日本へきて、私に「中国では法律で盗掘者を厳
罰に処しても、盗掘が止まないのに、日本ではどうして盗掘が止まったので
すか?」と質問した。その時、私は「社会教育の差ではないですか」と答え
た。日本では、盗掘はすべきでないと言うモラルができた。中国は人口が多
すぎて、地方社会にまでそのモラルが行き渡っていないのだと思う。
青少年に関係した犯罪には、マスコミの責任も大きい。テレビもドラマで
は殺人事件の話が多く、その殺し方を、微に入り、細をうがって放送してい
る。テレビでは殺された人や罰をうけた犯人までが、別の画面ではまた活躍
している。死というものが軽く認識され、何時でも生き返ると思わせるよう
である。
テレビが青少年にいかに大きな影響を与えているか、驚くほどである。逆
に、テレビをうまく使えば、青少年教育の効果は抜群であると思う。死の面
白さよりも、死の怖さを知らせて欲しいものである。
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【 教 育 委 員 会 の 動 き 】
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学校教育課奨学金係が高校等の奨学金事務を担当します
学校教育課
4月1日の教育委員会組織の改編により、学校教育課内に新設された奨学
金係(0742-27-9859)が、これまで人権教育課奨学室で行っていた県高等学
校等奨学金、県高等学校定時制通信制課程修学奨励金の事務を担当します。
また、平成16年4月1日に、独立行政法人日本学生支援機構が設立され、
日本育英会の奨学金は、日本学生支援機構の奨学金に引き継がれました。今
後は各学校を通じて、申込み・継続手続きを行っていただきます。詳しくは、
次のページをご覧ください。 http://www.pref.nara.jp/gakko/syougakusitu/indexsyou.htm
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「人権教育学習教材ブック」(ホームページ)を更新しました!
人権教育課
県内の各市町村教育委員会及び各学校等のご協力により、新たな内容も含
め人権教育学習教材を紹介する「人権教育学習教材ブック」(ホームページ)
を更新しました。「人権意識の高揚」「同和問題」「女性」「子ども」「高
齢者」「障害者」「外国人」「HIV感染者など」「アイヌの人々」の項目
別に、冊子、ビデオ、CDなどの学習教材を紹介しています。人権学習等の
展開に参考としていただければ幸いです。なお、このホームページ上では、
資料の概要等を掲載していますが、問い合わせ先と十分連携いただき、学習
者の実態等を十分配慮の上、学習を進めてください。
http://www.pref.nara.jp/jinkenk/book/etc/indexkyouzai.html
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【 今 、学 校 で は・・・・ 】
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┃小学校┃ より深い小中学校の連携を求めて
┗━━━┛ 大塔村立大塔小学校
本校は奈良県南西部、自然豊かな大塔村の小学校です。近年、過疎化の進
行により、かつての7小学校が1校に統合され、9月からは、小学生、中学
生が新築された統合校舎でともに学ぶこととになっています。
教育特区を申請はしないものの、地域の願いを受けて小中学校の9年間を
見通した教育を模索しているところです。現在、小学校においては、創造力
・表現力のあふれる自立した子どもをめざして、地域の大きな支援を受けな
がら、以下の取組を重点的に行っています。
1 基礎基本の徹底(パワーアップタイムの設定)
2 教科担任の一部実施
3 全校一斉読書タイムや作文発表会の実施
4 全校縦割り班による活動
5 地域の人材、施設(星のくに<プラネタリウム館>・赤谷オートキャ
ンプ場・ふれあい交流館・猿谷ダム等)を活用した教育活動
6 ALTを活用した英語学習の実施
これらの中でも小中学校の連携に大きく寄与しているのは、大塔村に配置
されているALTが週1回、総合的な学習の時間に来校してくれることです。
その学習内容としては、国際理解がベースですが、英語でコミュニケーショ
ンをと、歌やゲームを通して楽しく遊び表現できる子どもをめざしています。
毎年3学期には、国際理解学習発表会を開催し、学習の成果の一端を保護者
等にも公開しています。大塔中学校教員との事前打ち合わせによるきめ細か
いプログラムの設定が、この学習をより効果的なものにしています。
これらの取組は、今年から始まる校舎統合・小中学校のより深い連携への
弾みとなり、より望ましい小中一貫教育の方向性を示唆しているものと考え
ています。
*大塔中学校のホームページ(校舎の建築状況を掲載)は、こちらへ。
http://www2.mahoroba.ne.jp/~ooto-jhs/index3.htm
*この記事に関連した写真は、次のページでご覧いただけます。
http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/photogallery/index.htm
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┃高 校┃ 総合学科ってどんな学校?
┗━━━┛ 奈良県立山辺高等学校
県下唯一の総合学科として、本校は今年で10年目となります。総合学科で
は、普通科で開講されているほとんど全ての科目に加え、様々な職業科の科
目や今までの科目の枠にとらわれない科目が数多く開設されています。その
中から生徒自らが自分の科目を選択し、一人一人が人とは違った「自分の時
間割」で授業を受けています。既存の学科の枠を超えた選択も可能であり、
様々な進路希望に対応できます。
選択科目数は 100科目近くにもなるので、科目選択をする際の一応の目安
として国際文化、自然科学、生活デザイン、グリーンテクノロジー、ビジネ
ス、情報、社会福祉、生涯スポーツの8つの系列が設けられています。さら
に自由選択科目(くらしのエチケット、交通と社会生活、自動車整備・中国
語・朝鮮語など)の中からも自由に選択できます。
また、単位制ですので、決められた単位を修得すれば卒業することができ
ます。そして、学年は、1年、2年、3年と呼ばずに、1年目、2年目、3
年目を意味する1年次、2年次、3年次と呼んでいます。講座によっては2
・3年次がいっしょに授業を受ける科目もあります。科目数が多いので少人
数で行われる授業が多く、きめ細やかな指導ができています。
2月には、生徒が企画・運営して「総合学科発表会」を近隣の都祁村交流
センターで行います。これは、全年次の代表が「総合的な学習の時間」や総
合学科の必履修科目「産業社会と人間」の学習成果を発表する場で、生徒の
主体性や自主性を育てる絶好の機会となっています。
部活動の特色として、県下の公立学校では唯一のライフル射撃部、馬術部、
ゴルフ部があります。ライフル射撃部では、以前に2年連続インターハイで
全国優勝しているほか、馬術部は、昨年度、創部1年目で、インターハイで
準優勝をするなどの活躍もあります。
*山辺高等学校のホームページは、こちらへ。 http://www.yamabe-hs.ed.jp/
*この記事に関連した写真は、次のページでご覧いただけます。
http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/photogallery/index.htm
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【 数 字 で 見 る 奈 良 県 の 教 育 】
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平成42(2030)年の奈良県の人口推計、児童生徒数が約3割減少
国立社会保障・人口問題研究所が平成14年3月に平成42(2030)年までの
推計人口を公表しています。これは、平成12年実施の国勢調査結果を基にし
た推計で、財団法人厚生統計協会発行の「都道府県別将来推計人口−平成12
(2000)〜42(2030)年−」には、都道府県別・年齢別の推計値が記載されてい
ます。これを基に、0〜19歳人口の数字をまとめてみました。
(人数単位:千人) 平成12年 平成42年
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県人口総数 1,443 1,325
0〜19歳の人口 306 206
[0〜19歳の人口割合] 21.2% 15.5%
┌0〜4歳 67 45
│5〜9歳 70 48
│10〜14歳 77 53
└15〜19歳 92 60
このデータによれば、少子高齢化が進み、平成42年には、平成12年と比較
して、人口総数の減少が 8.2%になるのに対し、19歳以下の人口の減少は32
.7%になると推測されます。また、人口総数に占める0〜19歳人口の割合も、
平成12年の21.2%が、平成42年には15.5%にまで減少するものと予想されて
います。
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【 お 知 ら せ 】
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■ 橿考研附属博物館 春季特別展「天武・持統朝 その時代と人々」 ■
期日:4月17日(土)〜6月6日(日)
(月曜日、5月6日は休館・会期中の祝祭日は開館)
場所:県立橿原考古学研究所附属博物館(橿原市畝傍町50−2)
天武天皇と持統天皇の一生をたどりながら、律令国家の整備や藤原京の
成立など、この時代のできごとと人々との関わりに注目した春季特別展で
す。会期中、研究講座や展示品解説、遺跡見学会「天武・持統朝の舞台を
歩く」などのイベントも行われます。詳しくは、次のページをご覧くださ
い。 http://www.kashikoken.jp/museum/special/04spring/main.html
■ 「子育てネットなら」を開設! 子育てに役立つ情報が満載! ■
県こども家庭課では、子ども・家庭に関する情報を総合的に提供するサイ
ト「子育てネットなら」を開設しました。「お父さんのための子育て情報」
「子どもと向き合う子育てのヒント」「相談窓口」「緊急連絡先」等、子育
てに役立つ情報をビデオやアニメーションなどを用いて分かりやすく紹介し
ています。また、「子どもの写真」を募集していますので、ぜひ、投稿して
ください!詳しくは、次のページをご覧ください。 http://www.kodomo.pref.nara.jp/
■ 使用申請を受付中! 県立学校の体育施設(屋外)の開放 ■
学校教育の支障のない範囲で県民のスポーツ活動に役立てるため、奈良県
立学校の体育施設を開放します。前期分(5月〜10月)の使用申請受付は、
4月30日(土・日・祝日除く)まで。詳しくは、次のページをご覧ください。
http://www.pref.nara.jp/hokent/sub11.html
■ 受講生募集! 県営プール平成16年度「水泳教室」 ■
県営プール(奈良市三条大路1丁目691-1)では、平成16年度の「水泳教
室」の受講生を募集しています。教室は、4歳児から中学生、18歳以上の成
人を対象とした各コースに加え、成人対象には、水中フィットネスや多目的
など、計6コースがあり、週当たりの回数に応じて、所定の受講料が必要で
す。現在、申込み受付中で、先着順で定員に達し次第、締め切ります。申込
み、お問い合わせは奈良県営プール(TEL 0742-33-4065)まで。詳しくは次
のページをご覧ください。 http://www.pref.nara.jp/hokent/pool-kyousitu.htm
■ 実施校募集! 「中西進の万葉みらい塾」 ■
奈良県立万葉文化館(高市郡明日香村飛鳥10)では、中西館長が小・中学
校に出向いて、子どもたちに万葉集を中心とした古代の心の豊かさを伝える
「中西進の万葉みらい塾」の実施校を募集しています。対象は全国の小・中
学校で、第2期(7月16日、9月8日、10月18日実施分)の申込み締切は5
月20日(木)です。詳しくは、次のホームページをご覧ください。
http://www.manyo.jp/miraijyuku/miraijyuku-top.html
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【 新 着 情 報 】
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◎奈良県教育委員会ホームページに次の情報を掲載しました。
人権教育課のページをリニューアルしました 人権教育課
http://www.pref.nara.jp/jinkenk/
第16回奈良県教育懇談会 議事の概要 教育企画課
http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/kondankai/kondan16.htm
県教育委員会事務局組織図 総務福利課
http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/iinkaisosiki.pdf
◎県立教育研究所のホームページURLが変更されました。 http://www.nara-c.ed.jp/
平成16年度研修講座
http://www.nara-c.ed.jp/kouza/kouzamain.htm
大学等との連携による教職員のための公開講座2004
http://www.nara-c.ed.jp/ivent/kokai.pdf
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【 県庁各課のメールマガジン 】 ◇ 読者登録をお願いします!◇
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広報広聴課「大仏さんのつぶより情報」http://www.pref.nara.jp/koho/nara-merumaga/
地域政策課「まほろば*地域づくり情報」http://www.pref.nara.jp/chiikis/mahoroba/
県民生活課「ボランティア情報誌 Vio」http://www.pref.nara.jp/kenmin/vioinfo.html
健康増進課「健康21ファンクラブ通信」http://www.sukoyakanet-nara.jp/mag/
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【 編 集 後 記 】
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読者の皆さん、こんにちは。桜にかわって、ハナミズキが白い花弁(がく)
を広げ始めました。各学校では新年度がスタート。子どもが持ち帰った「学
年だより」や「学級通信」等を見ながら、新しい友達のこと、先生のこと、
部活動や学校行事のことなど、親子で会話も弾んでいることでしょう。
さて、第22号は、考古学者、京大名誉教授としても著名な樋口隆康先生に
巻頭を飾っていただきました。今後も、教育関係の様々な立場の方に「巻頭
言」をお願いする予定ですので、お楽しみに。
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◎本県の教育に関するご提言、ご意見をお寄せください。
http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/message3.htm
*お寄せいただいたご提言、ご意見は今後の教育行政の参考にさせていた
だきます。
*原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。
◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。
http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信
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対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/faq/mua.htm
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発行:奈良県教育委員会事務局 教育企画課
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e-mail:kyoikuk@pref.nara.jp
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