第   8   号

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      ■■■■■■■      ≡奈良県教育委員会メールマガジン≡
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    ■■■■■■■       「 E − 夢 は っ し ん ! 」
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   ■■■■■■■▼        No.008 平成15年9月16日(火)
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        発行:奈良県教育委員会事務局 教育企画課
    〒630-8502 奈良市登大路町30番地 Tel 0742-22-1101(代表)
          http://www.pref.nara.jp/kyoiku/
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 ┏━┓ 【巻頭言】・・・・・・・・教職員課長 冨岡 將人 
 ┃目┃ 【教育委員会の動き】・・・人権教育課
 ┗━┛ 【今、学校では・・】・・・大和高田市立土庫小学校
 ┏━┓              奈良県立添上高等学校
 ┃次┃ 【数字で見る奈良県の教育】 
 ┗━┛ 【お知らせ】 【新着情報】

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  【 巻 頭 言 】
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        学校経営にCS調査のすすめ 
                      教職員課長 冨岡 將人

 現在、小泉内閣が進める「三位一体の改革」の中で、義務教育費国庫負担
金等を廃止し、所要の財源として基幹税の一部を地方へ移譲する方向である
とか、いや、交付金化の方向であるとかの報道を目にし、予想される厳しい
状況を思いつつ、少しの憤りと同時に学校経営を考えた。

 学校経営にとって、教職員数、予算、施設の内容・規模・ロケーション等
は所与条件であり、この所与条件の裏打ちである財源構成や規模が変わろう
としているのであるから、学校経営も少なからず変わらざるを得ないのでは
ないか。学校経営者(校長、教頭)は、いよいよ厳しい経営の舵取りが要求
されることとなる。

 今後は、地方が主体性を大いに発揮して、学校として何が出来て何が出来
ないかを明確にし、最小の経費で最大の効果を得る方法で、しかも特色ある
学校経営を実行しなければならない。

 このようなとき、有効な経営手法の一つとして、今日の不況下でも成長を
続けている企業の多くが活用しているCS(CUSTOMER SATISFACTION=顧客
満足)調査を、学校経営に取り入れてはどうだろうかと考えている。

 学校に、この手法を用いるならば、児童・生徒、保護者、広くは県民等を
顧客と見なし、現在提供している教育サービスの満足度と教育サービスの重
要度を、考えられる項目毎に調査することとなる。恐らく、自分達が予想も
しない調査結果が何点か浮かび上がってくるものと思われる。

 これらの調査結果を踏まえて、充分に検討、議論したうえで経営の方向を
決定すべきものと考える。逆の言い方をすれば、少なくともこれらの材料な
しには、「何が出来て何が出来ないか。」や「なぜそれをするのか。なぜそ
れをしないのか。」の説明責任を全うすることはできないであろうと考えて
いる。

 少し大胆かも知れないが、一考の価値はあると思うがどうだろうか。

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  【 教 育 委 員 会 の 動 き 】
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     人権意識の確立とあらゆる人権問題の解決を目指して
                          人権教育課

 人権教育課は、これまでの成果と経緯を大切にしながら、人権に関わる取
組を総合的に進め、一人一人の自己実現を図るなかで、同和問題などの人権
問題の解決と人権意識の確立を目指すことの中心的な役割を担う課です。人
権教育の推進に係る教育委員会全体の調整や同和問題に係る教育課題への対
応についての調整を行っています。

◆組織の紹介◆
 庶務係・・・人権教育課の事務に関わることなど
 指導係・・・人権教育推進のための企画や各課との連絡調整など
 奨学室・・・高等学校、大学等の奨学金
 同和問題関係史料センター・・・同和問題に関する資料の収集、保存、調
               査研究など
 日本育英会奈良支部(国の事業)・・・高等学校、大学等の奨学金

◆人権教育推進プランと人権教育の手びき◆
 ・「学校教育編」と「社会教育編」を作成し、県内各学校へ配布しました。
  今年度は、さらなる定着をめざして人権教育推進プランの「概要版」を
  作成し、各学校の教職員に配布しました。
 ・すべての教科領域等のなかで人権教育を進める観点から「人権教育の手
  びき第45集」を作成しました。まもなく各学校へ配布します。ご活用く
  ださい。

◆研修の紹介◆
 市町村の人権教育関係者等を対象に「人権教育さまあセミナー」や「人権
教育シンポジウム」などを行っています。これまでの実施報告を人権教育課
のページに掲載していますので、ぜひ、ご覧ください。

 *人権教育課のぺージは、こちらから。 http://www.pref.nara.jp/jinkenk/
  
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  【 今 、 学 校 で は ・・・・ 】
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┃小学校┃      体験をとおしてまなぶ
┗━━━┛                大和高田市立土庫小学校

 本校は、全校児童数 189名の小規模校で、子どもたちは学年を越えて互い
に親しくかかわっています。校区を流れる土庫川・葛城川の流域には今も田
畑が多く残っていて、豊かな自然に恵まれた環境です。

 1978年から校舎の北側に借りている 約500平方メートルの田畑で、地域の
方々の協力を得ながら、全学年で野菜やもち米の栽培活動に取り組んでいま
す。4月末にはピーマン、ミニトマト、キュウリ、スイカの苗を植えました。
5月にはサツマイモを植えました。6月になるとキュウリやピーマン、ミニ
トマトが収穫できます。収穫は担当の先生と1年生から6年生までの縦割り
班15人で、毎朝、収穫します。「大きなキュウリができているね。」「ミニ
トマトきれいな色になったね。」と、子どもたちの声も弾みます。

 秋になると、4年生が玉ねぎ(苗)とじゃがいも(種いも)を植えます。
それを明くる年の5月に収穫し、5年生になった子どもたちが野外活動で作
るカレーの食材にします。

 6月12日には全校で田植えをしました。子どもたちは泥田に足をとられな
がら、もち米の苗を一人4本ずつ植えました。田植えを初めて体験する1年
生も大はしゃぎでした。田植え後は、「出会おう・見つけよう・やってみよ
う」をテーマに総合的な学習の時間に取り組んでいる5年生が中心となって、
水の管理や夏の草取りなどの世話をして大切に育てます。10月には全校で稲
刈りをし、11月にはPTAの協力を得て収穫祭でもちつきをします。

 こうした栽培活動の体験を窓口にして、地域の自然や人々との出会いから
学び、自ら課題を見つけ、発展的な学習活動につなげていってくれることを
願っています。

 *この記事に関連した写真を奈良県教育委員会ホームページに掲載してい
  ます。 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/photogallery/

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┃高 校┃      全国の舞台へ 夢・感動
┗━━━┛                 奈良県立添上高等学校
                    
 県下で唯一体育科を編成し、普通科5クラス体育科1クラス計学年6クラ
ス。3学年で18クラス 約720名の生徒が本校で学んでいます。夢と感動を求
めて、「やればできる」を合い言葉に一人一人が何事にも一生懸命がんばる
ことを大切にしています。

 ◇全国インターハイへ84名出場
2003年度長崎市を中心に繰り広げられた「全国高校総体」に、体操部・バ
ドミントン部(男女)・男子バレーボール部・男子ハンドボール部・県大会
団体初優勝の剣道部・レスリング部・水泳競技部・陸上競技部から、84名も
の選手が出場しました。なかでも陸上競技女子やり投げでは、ジュニア日本
新・高校新となる53m72cmで見事優勝、日本一に輝いた3年の吉田さん、男
子 4×400mリレーでは、ランキングでは10位でも見事本番では3分12秒11
の第2位。女子総合第3位というがんばりを見せてくれました。また、他の
クラブも全国の舞台で堂々活躍、健闘してくれました。

 ◇伝統の「地区別奉仕活動 」
スポーツの添上だけでなく、今年も夏休みに全校生徒が出身中学校や駅等
へ出向き奉仕活動を実施しています。「地区別奉仕活動」と銘打って、もう
20年以上も続けている伝統的行事です。中学校の先生方や地域の方から「今
年もお願いします。」といわれることもあり、地域になじんだ活動でもあり
ます。

 ◇生徒の笑顔は、最高
 本校生は、部活動・奉仕活動や学校行事を通して成長していると感じる場
面によく出会います。そんな時の生徒の笑顔は、本当に輝いています。そし
て、生徒のがんばりこそが将来の姿をより確かなものにすることを、先輩た
ちが示しています。『高校生活を通して、自分の生き方を確立させ、21世紀
を生き抜く力を育てる。』という考えが、生徒たちの「最高の笑顔」を創り
出しているといえます。

 *この記事に関連した写真を奈良県教育委員会ホームページに掲載してい
  ます。 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/photogallery/

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≪ このコーナーでは各学校から記事を募集しています。掲載を希望され≫
≪る学校は、教育委員会事務局教育企画課まで、ご連絡ください。   ≫

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  【 数字で見る奈良県の教育 】
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     登録者数114名、高校でコミュニティーチャーが活躍中!

 皆さんは、コミュニティーチャーをご存じですか?コミュニティーチャー
は地域(コミュニティー)と学校を結ぶ先生(ティーチャー)。県教育委員
会では、豊かな経験と専門的知識や技術をもつ皆さんに、ボランティアによ
る高等学校の非常勤講師になっていただき、特色ある授業の手助けをお願い
しています。

 平成12年度以降、現在までに 114名もの皆さんにコミュニティーチャーの
ご登録をいただきました。主婦や会社員、郷土史家、音楽家、行政書士、そ
して、教員OBや大学教官など、その顔ぶれは実に多彩。これまで、延べ36
校、44人のコミュニティーチャーが高等学校の教壇に立っています。その一
部を紹介すると・・・。

  高 校 名 コミュニティーチャーの職業と学習内容 
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 奈良工業高校  技術コンサルタント「工業技術者としての心構え」 
 登美ヶ丘高校  大学教官     「奈良県の地誌について」  
 高取高校    マナー講師    「生徒のためのマナー講習会」
 室生高校    陶芸家       「豊かな感性を喚起する陶芸制作」
 吉野高校    建築・大工    「木工の楽しさと木工具の使い方」
 大淀高校    ミュージシャン   「ギターに関わる歴史学習・鑑賞」
 
 本年4月から高等学校でも「総合的な学習の時間」が始まり、各校で特色
ある授業が展開されています。コミュニティーチャーの需要はますます増し
てくることでしょう。また、小学校、中学校でも地域や企業、NPOの方々
を講師に招いて授業を行い、大きな成果をあげています。地域の皆さんは、
子どもたちの学びの応援団。今後ともご協力をお願いします。

 コミュニティーチャー募集については、教職員課のページに掲載していま
す。 http://www1.kcn.ne.jp/~narapd/

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  【 お 知 ら せ 】
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■参加者募集! はやまふれあいキャンプ(第2回)■
 期日:10月11日(土)、12日(日)1泊2日 10:00〜
 場所:県立青少年野外活動センター(山辺郡都祁村吐山2040)
  秋の大和高原の自然に親しみ、ハイキングやクラフト、夜の森探検、野
 外でのお菓子作りなど、体験活動をとおして、家族、グループの絆を深め、
 交流を図ります。申込み締切りは9月27日(土)です。申込みの方法、参
 加費など、詳しくは、県立野外活動センター(0743-82-0508)のホームペ
 ージでご確認ください。
 http://www12.ocn.ne.jp/~center/hureai2.htm
  
■作品募集! 第54回奈良県美術展覧会(県展)■ 
 (前期)日本画、工芸、書芸 (後期)洋画、彫刻、写真
   各部門とも未発表作品。各部門1人1点。所定の出品手数料が必要です。
 日時:前期展 10月21日(火)〜28日(火)
    後期展 11月3日(月)〜11日(火)(10/27、11/4、11/10は休館)
  募集要項は、県生涯学習課(0742-22-1101 内線5285)及び各市町村生涯
 学習・社会教育関係課に配置しています。
 http://www.pref.nara.jp/syogaig/syakai/base.htm

■作品募集! 平成15年度「奈良こだわりビデオコンテスト」■
 募集期間:平成15年11月4日(火)〜12月5日(金)
 応募資格:県内在住、在職、在学のアマチュアの個人またはグループ
 部門:児童生徒の部(学校教育の一環として児童生徒が制作)
  一般の部(自然や伝統、くらしなど、奈良県を舞台にしたもの)
    作品規格:一作品10分以内(VHS・S-VHS・またはDVD)
  9月上旬より県の生涯学習施設で応募用紙を配布します。詳しくは、教
 育研究所マルチメディア支援係(07443-3-8907)まで。
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/jyoho/bangumi/videkon/videkon.htm

■番組モニター募集!■
 内  容:奈良県立教育研究所制作のテレビ番組を視聴し、意見・感想を
      アンケート用紙で回答していただきます。(年に8回程度)
 応募資格:県内在住の16歳以上の方で、奈良テレビ放送の受信可能な方
 募集人数:30人程度(応募多数の場合は、抽選)
 応募締切:平成15年12月22日(月)(消印有効)
  モニターを希望される方は、往復はがきに、「番組モニター希望」と記
 入の上、氏名(ふりがな)・住所・郵便番号・電話番号を明記して、奈良
 県立教育研究所教科指導部マルチメディア支援係(〒636-0343 磯城郡田
 原本町秦庄22-1)まで、お送りください。。詳しくは、次のページをご覧
 ください。
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/jyoho/bangumi/bangumimon.htm

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【 新 着 情 報 】
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◎奈良県教育委員会ホームページに次の情報を掲載しました。

 第14回教育懇談会議事の速報 (教育企画課)
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/kondankai/
 紀伊半島 「自然・歴史・夢発見」中学生交流会の報告
 http://www.pref.nara.jp./syogaig/yume/base.htm (生涯学習課)
 研修の記録
 http://www.pref.nara.jp/jinkenk/h152003/topi/ (人権教育課)

◎教育研究所のホームページに次の情報を掲載しました。 

 平成15年度開放講座
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/ivent/kaiho/kaiho15/kaiho15.htm
 「絵本ギャラリーin奈良」の報告
 http://www.kenkyu.tawaramoto.nara.jp/hp/ 

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  【 編 集 後 記 】
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 読者の皆さん、こんにちは。月のきれいな中秋。大接近した火星も明るく
輝いています。家族で夜空を見上げ、広大な宇宙に思いを馳せるというのも
いいですね。

 さて、先日はいくつかの高校の文化祭で、男子のシンクロナイズドスイミ
ングが披露され、息のあった動きとユーモラスな演技で大喝采を浴びたとか。
文化の秋、各校で文化祭や発表会が行われます。趣向を凝らし、時間をかけ
て準備した子どもたちの活躍が期待できそうです。

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◎本県の教育に関するご提言、ご意見をお寄せください。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/message3.htm
 *お寄せいただいたご提言、ご意見は今後の教育行政の参考にさせていた
  だきます。 
 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。
◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。
 http://www.mag2.com/ 「新着情報版」「ウィークリーまぐまぐ」の配信
 が不要な場合は、こちらで解除できます。 http://www.mag2.com/wmag/
◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の
 対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/faq/mua.htm
◎当マガジンの解除は、こちらへ。http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/
◎「E−夢 はっしん!」のバックナンバーは、こちらへ。
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          〒630-8502 奈良市登大路町30番地 
        TEL 0742-22-1101(代表) 内線 5352 5353  
           e-mail : kyoikuk@pref.nara.jp    
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