音訳ボランティアについて

 ボランティア活動案内のページで活動内容を簡単に紹介しましたが、このページでは音訳ボランティアグループの紹介や実際の音訳図書が完成するまでの過程も紹介します。

 みなさんも、そんな音訳ボランティアの活動に参加しませんか。

音訳ボランティア「草笛会」

・会員数 156名(平成30年4月1日現在) 

・活動の概要
 総会、定例・臨時役員会、グループ代表者会議を開催
 会員に対する点字や古典などの勉強会の開催
 校正の勉強会(校正の技術・手法など)
 その他、各種行事や研修会の参加など

・グループ活動
 12のグループ活動があります。各グループとも定期的・不定期的に活動をしています。
 各グループは、下記のとおりです。


  「うねび風(新規講習会修了者)」、「みんなの広場」、「図書だより」、「音楽の友」、「月刊奈良」、


  「奈良新聞」、「音声地図」、「声のカレンダー」、「スポーツ情況放送&音声ガイド」、


  「風とおし」、「下調べ」、「デイジー(新刊)・(遡及)・(チェック)」


 ※これらのグループ活動によって、様々な定期刊行物(雑誌)やカレンダーや音声地図が視覚障害
 者の方々のために作成されます。
 また、障害者スポーツ大会等ではFM放送を利用して、大会の状況も放送されます。

音訳図書ができるまで

 音訳は、視覚による情報取得が困難な人たちに音声で伝えるものです。
 このため、あくまでも主体は視覚障害者等の聞き手であって、読み手の自己表現の場ではありません。
 「朗読」や「読み聞かせ」のように、声を大きくしたり小さくするなど、抑揚を付けたり、声色を使うなど演劇的手法は使いません。聞き取りやすい音声で正確に届けることを目的としています。
 現在は、「朗読」と言わずに「音訳」といい、アナウンサーがニュースを読むのに近いものです。

・選書(どの図書を音訳するのかを選びます。基本的には他の施設で作成した図書は製作しません。)
 日本(全国)で1冊です。このため、施設間で図書の相互貸借を行います。

・下調べ、下読み         
 点字と同様に地名や人名など特殊な読み方を調べたり、様々な作業があります。

・音訳、録音           
 当センターの録音ブースや自宅で音訳をする。音訳した音声は、デジタル化をしてパソコンに取り込む。
 以前は、音訳をしてテープレコーダーに録音をしていました。(いわゆるアナログの処理です)

・校正をする           
 一度の校正でなく、最低2回の校正を繰り返します。漢字の読み方から、発音まですべてを校正(チェック)します。

・デイジー編集          
 デイジー化(CD)をする前にページを付けるなどの編集を行います。

・完成              
 完成した音声データを保存して、サピエ図書館にデータをアップしたり、当センターの図書だよりの目録を作成します。

※完成した音訳図書は、視覚障害者の方々や、全国の各施設(点字図書館)から貸し出しの要望があります。
 要望があれば専用のケースに入れて無料で郵送します。

 こうして数ヶ月間(長いものは半年以上)かけて製作された、1冊の音訳図書は読者の元に届けられます。


★「音訳図書」とは

 視覚障害者の本というと、真っ先に浮かぶのが「点字本」だと思います。しかし、すべての視覚障害者が点字を読めるとは限りません。特に中途で失明された視覚障害者は点字を読めない方が圧倒的に多いのが実態です。点字を読むには触知の努力(訓練)と能力が必要です。
 その点、録音図書は再生機さえあれば、本を聞くことができます。聞き慣れてくれば速いスピードで聞くことも可能です。

 少し前までは、録音と言えばテープレコーダーでしたが、現在、録音図書は「テープ」から「デイジー(CD)」に変わりつつあります。
 デイジー図書は、長時間の録音図書がCD1枚に収まり、見出しやページの移動(頭出し)などの機能が使えてとても便利です。
 ただし、専用のソフトを利用しているため、デイジーを聞く場合は専用の再生機が必要です。(視覚障害者の日要生活物品[購入助成]に指定されています。)

 ※当センターも平成26年4月1日からは、テープ図書を製作していません。
  なお、すでにある蔵書登録をしているテープ図書は、従前どおり貸出をいたします。
 (定期刊行物(雑誌等)は、引き続きテープで作成するものもあります。)

お問い合わせ

視覚障害者福祉センター
〒 634-0061 橿原市大久保町320-11
視覚障害者福祉センター TEL : 0744-29-0123