研修について

農業経営を成功させるためには高い栽培技術と経営管理能力の修得が必須ですが、これを独学で行うことは極めて困難です。これらの修得のために、奈良県ではつぎの2つの研修を提供しています。
 

1. なら食と農の魅力創造国際大学校(アグリマネジメント学科)

 
新規就農希望者の方にはなら食と農の魅力創造国際大学校アグリマネジメント学科を設置しています(履修期間は2年)。1年生では農業全般に関わる知識・技能を修得し、2年生では野菜、花き、果樹等の専攻に分かれることになるため、「農業をしたいが品目はまだ具体的に決まっていない」という人におすすめです。また就農後、同級生や先輩、後輩と言った農家同士のつながりが出来やすいことも魅力です。

入学方法や学校案内の詳細については、下記のなら食と農の魅力創造国際大学校の紹介ページをご覧下さい。
※平成28年度より奈良県農業大学校は「なら食と農の魅力創造国際大学校」に再編しました。

詳細:なら食と農の魅力創造国際大学校について 

農業大学校での研修風景

2. 新規参入者支援事業(農家実践研修)

短期間の基礎的な農業技術と経営管理に関する「事前研修」を受けたのち、県で選定した先進的な農家の下で1年間、実際に農業をしながら指導を受けます。
事前研修で将来自分が取り組みたい品目を具体的に絞り、その品目で経営を行っている先進的な農家の下で充実した研修をうけることができます。そのため、すでに「どのような品目で農業をしたいか」がある程度決まっている人におすすめです。

詳しい応募方法などはこちらを参照下さい。
 
奈良県で就農したい人を募集します

農家での実習の様子

研修中の生活資金について

新規参入の場合、栽培技術や経営管理と学ぶべきことが多く、働きながらの研修は非常に困難です。そこで新規就農を希望する研修生の生活を支援するため、農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金事業)(準備型)という資金があります。

この資金は農業研修に専念される方に最大2年間、年150万円が支給されます。
農業研修をお考えの方は下記リンクより「準備型」の交付要件をご覧の上、奈良県農業担い手ワンストップ窓口までご相談下さい。

詳細:農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金事業)について