うつ病を正しく理解するために

 『月曜日の朝は、いつにもまして起きづらく、ゆううつだ』と感じることは誰にでもあります。また、仕事上のことや、日常の生活の中で、自分に自信が持てず、煩わしさから逃げ出したくなる気持ちにとらわれることもあるかもしれません。
 このような気持ちは、ふだんの生活の中でもしばしば体験することですが、たいていは一時のことで、過ぎ去ってしまいます。
 うつ病の症状は、このように気分が沈んだ状態とも似ていますが、以下のような点で違っています。

(うつ病を疑うポイント)
・抑うつの程度が強く、何も楽しめなくなります。自分を責めてばかりで、自殺を考えたり企てたりしてしまうこともまれではありません。
・強い疲労感や不眠、食欲減退など身体の不調を起こします。
・うつ病とは、そのような落ち込みが最低でも2週間以上続いている状態です。
・落ち込む理由がはっきりせず、あったとしてもそれは「きっかけ」に過ぎず、それほどひどい落ち込みの原因とは考えられない程度のものです。
・一部のうつ病では、うつ状態を起こす前後の時期に、気分が高揚し活動が過剰になる躁状態を呈することがあります。これを双極性障害と呼びます。

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 うつ病が疑われる場合、まずはかかりつけの先生に相談してみてください。かかりつけがない場合には、精神科や心療内科を受診してみてください。
 うつ病は、他の身体の病気と同じように、薬(抗うつ薬)と十分な休養で治ります。
 数か月で治ることがほとんどですが、加齢とともに回復に時間がかかる傾向があります。また、抗うつ薬も、飲み始めてから効果を現すまでには数週間かかる場合もありますから、根気よく飲み続ける必要があります。
 また、家族や知人にうつ病を患っている方がいると、つい「クヨクヨしないで頑張って」などと励ましてしまいがちです。うつ病の人は「もう頑張れない」と思っていますから、励まされると余計に辛くなってしまいます。周囲の人は、「ゆっくり休んでくださいね」といたわってあげるようにするとよいでしょう。

 詳しくは ➝厚生労働省のホームページへ 
 

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