日本書紀めぐり旅
世尊寺(せそんじ)(比曽寺跡(ひそでらあと))
光り微笑む阿弥陀と観音
「日本最古の仏像」の伝承が残る
 欽明(きんめい)天皇14年(553年)、茅渟海(ちぬのうみ)(大阪湾)で光り輝く樟木の流木が見つかり、天皇は仏像を造らせました。今、吉野寺にあって光を放つ樟の仏像がこれである、と『日本書紀』に記されています。
 この吉野寺とは、聖徳太子が建立したと伝わる比曽寺(比蘇寺)のこととされ、その流れを引き継ぐのが現在の世尊寺です。本尊の阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)は、光り輝く樟の伝承から、別名「放光樟像(ほうこうしょうぞう)」。優しい笑みをたたえた姿から「吉野路の微笑仏(びしょうぶつ)」とも呼ばれています。
 本堂でその隣に坐すのは十一面観音立像(じゅういちめんかんのんりゅうぞう)。推古天皇3年(595年)、淡路島に香木・沈水香(じんすいこう)が流れ着き、天皇がその香木で観音像を造らせて、吉野の比曽寺に祀(まつ)った様子が『聖徳太子伝暦』などに伝わります。そこには、この像もまた「時に光を放つ」と記されています。
 「吉野詣」の古道沿いにあった比曽寺は、平安時代には、現光寺とも呼ばれ、吉野地方を代表する大寺院として栄えました。現在に伝わる現光寺縁起絵巻には、今もたたずむ仏たちや、光り輝く阿弥陀とかぐわしい観音の由来などが豊かな彩色で描かれています。
 その後、戦乱に巻き込まれましたが、その都度復興を重ね、現在は、聖徳太子お手植えの壇上桜をはじめ、四季折々の花薫る深い歴史の古刹(こさつ)として、人々に親しまれています。
※現光寺縁起絵巻はレプリカを来年から公開予定

かつては薬師寺式伽藍配置の大寺院であったとされる
地図
増口水分(ましぐちすいぶん)神社
いかだ乗りの神様とされる神社。鳥居の脇にある椿の井戸は、江戸時代の旅行案内書『大和志』にも記されている。
「世尊寺」
大淀町比曽762
TEL 0746-32-5976
近鉄六田駅から奈良交通バス「比曽口」下車(約1500m)または、近鉄大和上市駅からタクシー(約2700m)
日本書紀で奈良を楽しむPR映像をYouTubeで放映中
http://www3.pref.nara.jp/miryoku/narakikimanyo/mahoroman/
「第4回 古事記のまつり」開催
 なら記紀・万葉
 奈良県では、『古事記』に親しみ、その魅力を味わう参加体験型のイベントとして「第4回 古事記のまつり」を開催します。今回は、例年開催している「古事記朗唱大会」と「こども古事記かるた大会」に加え、落語家の桂文我さんによる「古事記落語」や宮崎県の「高千穂神楽」の公演など、より一層『古事記』の世界を楽しめるプログラムです。当日は観覧自由。事前申込者にはプレゼントがあります(1月6日締切。多数の場合は抽選)。詳細はHPまたは下記事務局へ。
申込不要・観覧無料
奈良春日野国際フォーラム甍
平成29年1月21日(土曜日)
「第4回 古事記のまつり」事務局((株)SAP内)
TEL 03-5226-8537
www.sap-co.jp/nara/kojiki
県広報広聴課
TEL 0742-27-8326
FAX 0742-22-6904
※「県民だより奈良」は県内の各家庭にお届けしています。
 市町村窓口、県の施設、コンビニエンスストアにも配置しています。
※点字と声による「県民だより奈良」も発行していますので、必要な方は県広報広聴課へご連絡ください。
 県では、経費削減のために、「県民だより奈良」の裏表紙に有料広告を掲載しています。
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お問い合わせ

広報広聴課
〒 630-8501 奈良市登大路町30
報道係 TEL : 0742-27-8325
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県民相談広聴係 TEL : 0742-27-8327
相談ならダイヤル TEL : 0742-27-1100

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