奈良祭時記
東坊城のホーランヤ
橿原市 八幡神社・春日神社
橿原市東坊城町の5地区(弓場(ゆうば)・川端・大北(おおきた)・万田・出垣内(でがいと))と古川町に伝わる無形民俗文化財の保存活動を行う「ほうらんや奉賛会」の村島良一郎(むらしまりょういちろう)さん、生川高年(いくがわたかとし)さん、杉本俊造(すぎもととしぞう)さんにお話を伺いました。

8月15日に各地区から奉納される大松明
8月15日に各地区から奉納される大松明

ホーランヤとは?
 毎年8月15日に東坊城町にある八幡神社と春日神社の氏子が行う、災厄をもたらす精霊を駆逐するための火祭りです。200年以上前から続いているとも伝えられています。
 13時頃に、春日神社へ4基の大松明(おおたいまつ)と2基の役松明(やくたいまつ)が地区から担がれて運び込まれ、松明は、境内を1周したあと点火し、さらに2周して、最後は燃やします。15時頃には、八幡神社へ場所を移し、地区から大松明6基と役松明3基が運ばれて同じように点火されます。
 大松明は大きいもので高さ約3m、直径約1.3mで約450kgあり、オーコ(担ぎ棒)で支えて、30~40人で担がないと運べない大きさです。

8月15日に各地区から奉納される大松明

松明の準備は?
 松明は、竹をすだれ状に縄で編み、小麦わらと菜種殻を巻き込んでずんどう状に締め付けたものです。昔は、氏子の各家庭が材料を出していたのですが、今は、農家も少なくなり、材料の調達が難しいので、この祭りに使うためだけに小麦と菜種を作付けしています。
 毎年、祭りが終わったあと、9月頃に来年の松明用の小麦と菜種を作り始め、5月から6月にかけて刈り取り、乾燥させます。
 祭りの前日か当日の朝から松明を地区で作るのですが、格好良い形にするには竹を編むときの縄の巻き方や小麦わらと菜種殻の配合にコツがあります。松明の作り方はそれぞれの地区で受け継いでいます。
継続していくためには?
 今は2つの神社の氏子が中心となって行っていますが、大松明を担ぐには、人数が必要で、氏子だけでは難しいこともあり、自治会での参加を呼びかけて加わってもらっています。地区に伝わるお盆の伝統行事なので、大切に残していきたいですね。
 点火した大松明をワッショイ、ワッショイと声を出しながら威勢よく担ぐようすは壮観なので、ぜひ見に来てください。



(左から)奉賛会の杉本さん、村島さん、生川さん
(左から)奉賛会の杉本さん、村島さん、生川さん
行ってみよう!
(1)8月15日 13時頃~
春日神社へは
近鉄南大阪線「坊城駅」から北東へ800m
(2)8月15日 15時頃~
八幡神社へは
近鉄南大阪線「坊城駅」から南へ200m
(一社)橿原市観光協会
TEL
0744-20-1123

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