奈良・町家の芸術祭はならぁとの概要
今年10周年を迎える『奈良・町家の芸術祭 はならぁと』は、地域価値の発掘作業を通して、奈良県の豊かな文化や暮らしを過去から未来に繋ぐ、今ここから発信するアートプロジェクトです。
お掃除プロジェクトや空き家見学ツアー開催による町家利活用機運の向上、地元まちづくり団体主体の運営による地域力向上と現代芸術を通じた新しい価値の提案による住民の町に対する誇り・愛着醸成の機会、住民やアーティスト、来場者との交流促進による芸術普及や海外への新たな地域価値の発信を目標としています。
これまでの9年間で、『はならぁと』開催がきっかけとなり店舗や移住者の住居として利活用されている空き町家は41件にのぼります。
『はならぁと』を特徴づける2つの部門
ゲストキュレーターが参画し、実験的な現代芸術の展覧会を開催する本芸術祭のメインエリア。地域性を再考察することで現代日本の課題を読み解き、未来に向けて、新しい価値を提案・発信します。
まちづくり団体やグループが、企画から運営まですべてを担い、町家を舞台とした展覧会を創出。現代芸術展の他にも、地域とゆかりのあるアーティストや、地元の学校と連携したプロジェクトなど、文化芸術をきっかけとしたまちづくりと空き町家の利活用を目指して開催します。
主催
奈良・町家の芸術祭 HANARART 実行委員会、奈良県
はならぁと2020の概要
- 今年は、未来の地球のために私たちがどのように感じ - 考え - 選び - 行動していくべきかを現代美術を通して見つめ直す、地球に優しいエコロジカルな芸術祭を開催します。
- 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、手指が触れる部分の消毒や換気を行うとともに、来場者には、当日発熱や風邪症状のある場合は参加を控えていただくほか、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、接触確認アプリの活用や連絡先の記入を呼びかける等、感染予防対策を徹底して開催します。
※新型コロナウィルス感染症の拡大状況により、イベントを中止、または内容を変更する場合があります。
開催地と会期等
はならぁと こあ
橿原エリア・今井
2020年10月23日(金曜日)~10月26日(月曜日)、10月30日(金曜日)~11月3日(火曜日・祝日)、11月6日(金曜日)~ 11月9日(月曜日)
10時~17時
・テーマ:「そして、それはいつか土へと」
・キュレーター:内田千恵
キュレーターは奈良県をベースに日仏若手美術家の活動支援を行っている内田千恵氏。歴史的建築物が残る今井町を舞台に、空き町家、生活広場、公共施設等の8会場を使用し、フランス人作家1名を含めた7組の現代美術家の展示を企画。自然に還る素材に着目し、環境問題をテーマとした展覧会を開催します。
はならぁと さてらいと
天理市エリア
2020年9 月26日(土曜日) ~10 月18 日(日曜日)
10時~17時 ※火・水曜日は休廊
・テーマ:「Meteoron: 11人の人たちにとってローカルになるから」
・出展作家:John Gan Jihn (美術作家の米村優人と藤本流位により結成されたアートコレクティブ)
上ツ道沿いに建つ築200年の町家、天理市本通り商店街内の空き店舗を改装したアートスペース「TARN」で展覧会を実施します。
吉野町上市エリア
2020年11月 1日(日曜日) ~ 3日(火曜日・祝日)
10時~19時
・テーマ:「上市スケッチ」
・出展作家:栗田咲子、池田慎
作家がゲストハウスに滞在しながらスケッチした上市の風景画と、その制作中の様子を捉えた動画を、今後活用が期待される町家2件で展示します。
詳しくは、奈良・町家の芸術祭はならぁと2020公式HP をご覧下さい。
報道発表資料(2020年9月4日報道発表分)(pdf 367KB)
報道発表添付資料(2020年9月4日報道発表分)(pdf 1097KB)