飼養管理に関する試験研究

最終更新 平成25年10月7日


育種価調査・解析

  • 県内和牛の肉質に関する遺伝的能力を調査・解析しています。
  • これは供卵牛、つまり「大和牛」(やまとうし)となる子牛を生産するための受精卵を供給する母牛の遺伝的能力向上に資しています。供卵牛の枝肉重量や脂肪交雑に関する遺伝的能力は年々向上しています。

大和牛品質向上事業

  • 牛肉のおいしさを脂肪交雑以外で評価しようとする取り組みが全国的に始まっており、30ヶ月齢以上の黒毛和種雌牛である奈良県ブランド牛、「大和牛」の品質を向上させるために、肥育技術や肉質向上の研究をしています。 

黒毛和種子牛の制限哺乳試験

  • 子牛の哺乳を早い段階で徐々に制限し、早期に離乳する技術の研究をしています。早期離乳により、母牛の負担軽減と早期の受胎ひいては子牛生産頭数の増加につながります。

未利用資源の利用に関する研究
  • 家畜飼料が世界的に高騰しており、国内で飼料に代替できるものを研究しています。増大した竹林を伐採した時の竹や堤防の草刈りをしたときの野草などが現在ではその多くが廃棄されており、それらの利用なども試しています。