
史跡 頭塔について
史跡 頭塔(ずとう)は東大寺南大門から南に約1kmのところにある、土壇からなる非常に珍しい奈良時代の塔です。
かつて頭塔は、奈良時代の僧玄昉(げんぼう)の頭を埋めた墓との伝承があったため、この名称の由来とされてきました。
その後大正11年(1922年)3月8日付けで国の史跡に指定され、頭塔は奈良時代の土塔として学術的に位置付けされ今日に至ります。
そもそも頭塔の造営については、神護景雲元年(767年)に東大寺の僧で二月堂修二会(しゅにえ)行法(お水取り)を創始した実忠(じっちゅう)が、東大寺別当の良弁の命により造った塔であるとされています。
現在の頭塔は、南側については頭塔の森としての価値を認めそのままにし、発掘調査により遺構解明された北側のみを昭和61年から平成12年まで奈良県教育委員会が復元整備を行いました。
この頭塔に類似するものとしては、行基が関与した堺市の土塔があります。
見学方法
【受付方法】
現地管理人である「あーとさろん宮崎」を直接訪問してください。予約は不要です。
あーとさろん宮崎:奈良市高畑町812(史跡頭塔南側の道路を東へ約50m・徒歩すぐ)
【受付時間】
午前10時~午後5時
定休日(毎週月曜日)およびその他休業日(※)を除く
※休業日については、あーとさろん宮崎のWebサイト(http://www1.kcn.ne.jp/~art-miya/)にてご確認ください。
アクセス
なるべく公共交通機関をご利用ください。
お車でお越しの際には近隣の駐車場をご利用いただき、路上駐車や周辺の店舗への駐車はご遠慮ください。
奈良交通 市内循環バス「破石町(わりいしちょう)」バス停下車 徒歩5分
近鉄奈良駅より南東へ約2km 徒歩約25分
協力金
300円 ※18歳未満および高校生は無料(学生証等、証明するものの提示が必要です。)
周辺地図
