ヤマノイモづくりのポイント

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苗定植時期
収穫時期
























奈良県で古くから栽培されてきたものは、マルイモ、ツクネイモ等と呼ばれる丸い形をしており、非常に粘りが強く、栄養価が高い作物です。高温を好むので、栽培期間は3月~10月になります。イモの肥大期には潅水は必要なので、夏場の水管理を考慮に入れて圃場を選びましょう。



タネイモの切り方

作る場所
日当たりと、排水が良く、水管理のしやすい圃場を選びましょう。ヤマノイモは連作を嫌うので、以前にナガイモやイチョウ芋などのナガイモ科を栽培した所は、3年以上は避けるようにしましょう。

土づくり
土壌を柔らかく、通気性を良くするために、稲ワラや堆肥等を冬の間にすき込み、3回以上は耕しておきます。また、水稲あとなどでは石灰分が不足しているので、1平方m当たり苦土石灰200gを同時にすき込んでおきます。

種芋の準備
種芋は1個が200g程度の形の良い、表面にカビや病気のないものを選びます。つる首の付近からは強いつるが1本だけでますが、これには良い芋ができないので、この部分は取り除きます。その後、1個が50g程度のミカン切りにし、切り口には苦土石灰を付けておきます。ヤマノイモの芽は皮の部分にあるので、皮をできるだけ傷つけないように気を付けましょう。

植え付けと支柱立て
植え付けの時期は3月下旬~4月上旬ぐらいが適当です。あまり早植えをすると出芽がバラつきます。
畝は90cm~100cm幅のかまぼこ型の高い畝にします。畝のてっぺんに7cm~10cmの穴をあけ、皮を下にして、土をかぶせます。過湿気味のところは浅めに、乾燥気味のところは深めにします。株間は35cm ~40cmにします。
支柱は1mくらいのものを株数分用意し、1株ごとに、倒れたりしないように立てておきます。あとに 穴肥をするときの目安になるもので、植えた時に立てておきましょう。

基肥のやり方
ヤマノイモは最初は種芋の養分だけで発芽、発根します。本格的に土壌の養分を必要とするのは、6月中旬頃と考えられるため、5月下旬~6月上旬までに株と株の間、畝の下の方に穴を開けてそこに肥料を入れておきます。これが基肥になります。緩効性の有機化成肥料を1穴につき200g~250g入れ、土でフタをしておきます。


芽かき
1個のイモから出る芽は1本にします。芽かきは手で抜き引くと根が傷むのでハサミで切る方がよいで しょう。


支柱のたてかた

除草
ヤマノイモは吸収根が浅いので、雑草が大きくならないうちに取り除きましょう。

水管理・追肥
7月下旬~8月下旬頃が、イモも肥大期です。この時期に乾燥させると、イモが小さかったり、凹凸の 多いいびつなイモになってしまったりしますので、潅水が必要です。水田では、畝間に水を入れますが、 なるべく地温に変化を与えないように、昼間の潅水を避け、朝か夕方に行います。追肥は主に硫酸カリ等 のカリ肥料を中心にします。潅水の前に1平方m当たり20gほど畝間に散布します。窒素分の追肥はつるの 色を見ながら行いますが、時期は遅くても8月上旬までに行います。(これ以降の追肥はイモの形状を悪 くします。)

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