2009年6月28日（日）、奈良県JET青年連絡協議会(Nara JETNet)は川西町との共催により、川西文化会館で第2７回イベント「インターナショナル アート フェスティバル」を開催しました。Nara JETNetとは、国際相互理解を深める事を目的として国際交流事業の企画と運営に取り組んでいる団体です。県内で活動している国際交流員(CIR)5人と奈良県教育委員会の外国語指導助手(ALT)１人が委員で、奈良県のJETプログラム参加者がメンバーになっています。今回のイベントには約400名の方々が来場され、50名のJET青年が国・地域の紹介と各国のアートや自分たちの作品展示などで頑張りました。 当日のイベントは13時から始まり、Nara JETNet会長のあいさつに続いて、琴の演奏、国の紹介ブース・交流アクティビティー・美術展が行われました。国の紹介ブースでは、フランス、中国、アメリカ（テネシー州、カリフォルニア州）、ジャマイカ、イギリス、カナダ、メキシコ、韓国、ニュージランド、パレスチナの1０の国・地域が紹介され、交流アクティビティーでは、１分間スケッチ、イギリス体験コーナー、カポエイラ、茶道、ケルト系ダンス、インドダンス、フェイスペインティング、マジック体験、お琴など様々な体験コーナーが設けられました。母国の美術やアーティストの作品の紹介だけではなく、観客が自分で参加できるような、インターアクティブなイベントになりました。 15時からは、同施設コスモスホールで、JET青年や地域住民などによるパフォーマンスが披露されました。和太鼓、居合道、韓国の伝統舞踊 男寺党ノリ、ロックミュージック、劇、アクロバット、カポエイラ、バサラダンス、マジックショーやオーストラリア先住民の楽器、ディジェリドゥーの他に、JETNetイベントでは初披露となる、ニュージランドのマオリ族から伝わった伝統ダンスであるハカも紹介され、Nara JETNetならではの独創的な舞台になりました。 今回のイベントは地域住民の方に、外国の文化を紹介する趣旨で行われましたが、JET青年が日本の文化に馴染んでいる姿を披露する機会にもなりました。JET青年による、交流アクティビティーでの茶道やパフォーマンスでの和太鼓の披露について、日本人の参加者から、「和太鼓の演奏、すばらしかった」、「知らない踊りや芸術を生で見ることができてすごく感動しました」など、喜びの声を聞く事ができました。また、アンケートでは、大勢の来場者の方にイベントについて「全部良かった」と答えて頂き、「沢山の国のことが見れて良かった」、「パフォーマンスが楽しかった」と感想を述べてくれるなど、今回のイベントを大いに楽しんでもらえたようでした。JET青年との交流についても、「楽しくtalkingができました」、「皆さんフレンドリーで、楽しめた」との意見があり、日本人参加者とJET青年との交流がよくできた事が分かりました。協力してくださった川西町と参加者の皆様に改めて感謝の言葉を申し上げます。