教育長メッセージ

 教育長のメッセージ
  
 皆さん、こんにちは。このページでは、奈良県教育の現状や課題、それらに対しての取組や今後の方向性などについての思いを、県民の皆さんにご紹介いたします。

メールマガジン「E-夢 はっしん!」より

「学ぶ意欲」

 県教育委員会事務局では、教職員課で約9年、学校教育課で3年、その後、教育次長、理事としてお世話になり、この度、教育長を拝命いたしました。奈良県教育の充実・発展のために微力ながら精一杯がんばりますので、皆様方のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。本県教育には様々な課題があり、これまでも課題の解決に向けて取り組んでまいりましたが、その根本原因の中に、社会全体の教育力や学ぶ意欲の低下があると感じています。
 
 私は、教育の一番の基本は、学ぶ側の意欲をかき立てたり、学ぶ側にあこがれを抱かせたりすることだと思っています。そのためには、教える者自身が学び続け、あこがれを強くもって、熱い気持ちを相手に伝えることが大切です。教える行為ばかりに気をとられて、学ぶことを忘れ、十年一日の如くであるとするならば、教える者自身の若さと魅力を年々失っていくと思います。

 逆に、自らも学び続け、学ぶことを面白いと心底感じ、学ぶ喜びを伝えようとすれば、教える側と学ぶ側双方の人生を祝祭に変えることができると思います。教える者は、教えることの専門家であると同時に、学ぶことの専門家でもあらねばなりません。私自身、今後もしっかりと学び続けていきたいと思っています。