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高塚 たかつか

記入年月日 2017/03/22

高塚
所在地
奈良県生駒郡安堵町東安堵字高塚
区分
遺跡 | 古墳
指定内容

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
太子道沿い、安堵小学校から南へくだり、西名阪自動車道と太子道の交差する場所に「高塚」と呼ぶ遺跡があります。現在、道路などによって形は変わっていますが、円墳であったと考えられています。高塚には「せんだんの木」がありましたが、台風で倒れてしまい、その後は大きな株のみが残っていました。その株の根元の南側に大石があり、聖徳太子のタカを埋めたという伝承に関連して「昔、タカ狩りをした殿様のタカを埋めてタカ塚になった」と言い伝えがありました。現在は再び生長した別の高木が立っています。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
高塚はせんだんの大木があった、地域にとって目印・ランドマークともなっていた塚です。地域の人びとにとって、必ず学校から、スケッチに出向いたというなじみの深い場所であったといいます。太子道沿いにあり、聖徳太子との関わりを伝えている点、また、当町出身の陶芸家富本憲吉が作品のモチーフ(図案)として何度も描いていた大切な塚でした。
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
聖徳太子(太子道沿い、鷹を埋めたタカ塚といわれています)
当資源と関連する文献史料
『安堵村史』
他地域の関連する歴史文化資源
斑鳩町の駒塚、調子丸の塚と同様、聖徳太子に関わるタカを埋めたという伝承を持つ遺跡(古墳)です。
問い合わせ先
安堵町歴史民俗資料館
電話番号
0743-57-5090

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