西里 にしさと
記入年月日 2017/03/22
- 所在地
- 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西1丁目
- 区分
- 伝統的建造物群 | 城下町・宿場町・農山村集落など
- 指定内容
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
- 歴史文化資源の概要
- 法隆寺の西方に位置する集落で、現在も江戸時代に建てられた家屋が数棟残っています。法隆寺の維持管理を行う大工集団が住んでいました。しかし、多くの大工が都へ移るなか、安田家や西岡家などの大工棟梁家が残り、宮大工の伝統を継承してきました。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 斑鳩町内でも古い町並みを現在に伝える数少ない地域であるためです。
- 当資源と関連する歴史上の人物とその概要
- 中井正清
西里出身の大工棟梁で、徳川家康から上方の大工支配を任され、伏見城の作事や二条城の築城に従事しました。慶長14年(1609年)には、従四位下大和守に叙任されますが、これは大工としては異例の高位で、大工としての業績に加えて政治的手腕にも優れていたためと考えられます。また、子孫は代々、京の中井役所において五畿内と近江の大工の棟梁を務めました。
西岡常一
法隆寺に仕える宮大工の家に生まれ、法隆寺の昭和大修理に携わったほか、法輪寺三重塔や薬師寺金堂などの再建に従事し、文化財保存技術者に選ばれました。
- 問い合わせ先
- 斑鳩文化財センター
- 電話番号
- 0745-70-1200
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