出会う 奈良県歴史文化資源データベース

 片岡家文書  かたおかけもんじょ

記入年月日 2019/04/26

片岡家文書(永禄元年)
片岡家文書(文禄4年)
片岡家文書(明治5年)
所在地
 奈良県宇陀市大宇陀田原
区分
歴史資料 | 文書・書籍・絵図・地図など
指定内容
 県指定文化財(古文書)

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
 片岡家は、歴代当主が近世のほぼ全期間を通じ田原村の庄屋をつとめ、郡山藩領時代には大庄屋、幕府領時代には年預(惣代庄屋)、明治以降は戸長や村長などもつとめました。当主は代々彦左衛門を襲名し、居宅は重要文化財に指定されています。
 片岡家には田原村や田原組村々に関する村方文書が豊富に残っており、その数は近世文書を中心に1万3千点を超えます。当家文書で最も数が多いのが延宝7年(1679年)から明治4年(1871年)までの近世文書で、点数は10,022点にのぼり7割以上を占めます。17世紀後半から幕末までの奈良奉行所・京都町奉行所からの触書・廻状、また春日若宮おん祭りの負担に関する文書が多く残るのが特色で、大塩平八郎の乱や天誅組の変に関する文書も含まれます。明治4年(1871年)の廃藩置県以降の文書のうち、先々代および先代の当主が記した日記・記録類は、世の中の動きが克明に記されています。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
 質量ともに優れた県内屈指の「村方文書」として高い価値を有するもので、地域の詳細な歴史を知ることができます。
問い合わせ先
宇陀市教育委員会事務局 文化財課
電話番号
0745-82-3976

掲載されております歴史文化資源の情報は、その歴史文化資源が地域にとって大切であると考えておられる市町村、所有者、地域の方々により作成いただいたものです。
見解・学説等の相違については、ご了承ください。