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常光寺名号碑 じょうこうじみょうごうひ

記入年月日 2021/04/01

所在地
大和高田市旭北町52
区分
歴史資料 | 文書・書籍・絵図・地図など
指定内容
市指定有形文化財

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
 名号碑は大和高田市旭北町に所在する常光寺の墓地内に立っています。常光寺は高田城主であった当麻(とうま)氏の菩提寺として、文明3(1471)年に当麻三河守為長(とうまみかわのかみためなが)によって造立された寺院です。
 名号碑は碑面の上方に大きく六字名号「南無阿弥陀仏」が刻まれ、下半部には多数の法名などが陰刻されています。その中には、為長、為政、為綱ら当麻氏一族の名も認められることなどから、室町時代の天文24(1555)年に三界萬霊(さんがいばんれい)の供養のために造立された供養碑であることがわかります。
指定年月日:令和2年7月30日
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
 石碑に遺された銘文から造立年代も明らかで、高田城主であった当麻氏をはじめとした多数の人名が認められる資料として大変貴重であるとともに、大和高田市の歴史を知る上できわめて高い価値を有する歴史文化資源です。
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
当麻為長(高田城主)
当資源と関連する文献史料
・『大和北葛城郡史』(奈良県北葛城郡 1904年)
・「当麻氏高田由緒記」(堀江彦三郎氏所蔵 1732年)
問い合わせ先
大和高田市教育委員会事務局教育部生涯学習課
電話番号
0745-53-6264

掲載されております歴史文化資源の情報は、その歴史文化資源が地域にとって大切であると考えておられる市町村、所有者、地域の方々により作成いただいたものです。
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