ゆり祭り-大和の国とのかかわり-

ゆり祭り
-大和の国とのかかわり-

 桜井市三輪の大神神社の摂社である奈良市にある率川神社では、毎年6月17日に三枝(さいくさ)祭り-通称ゆり祭り-が営まれています。祭りの起源は古く、千二百年前の文武天皇の時代に始まったという記録があり、いつのまにか途絶えていたのを明治14年に復興し現在に至っています。

 率川神社がお祭りしている御祭神は、神武天皇の皇后(ひめたたらいすずひめのみこと)で、命が住んでおられた三輪山のふもとを流れる狭井川のほとりには、 ササユリが沢山自生していたため、祭りではササユリの花で飾った酒樽を奉納して、命をお慰めするようになったと言い伝えられていますゆり祭りの名前の起こり は、そのような古代のロマンを秘めた故事によるものと思われます。



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