<学校教育課>
高校入試Q&A(その2)
今回は、帰国生徒等特例措置及び定時制課程成人特例措置の2つの特例措置についてお答えします。
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帰国生徒等特例措置
【Q1】帰国生徒等特例措置の制度について教えてください。
→A
この特例措置は、保護者の海外勤務に伴い海外から帰国した生徒、中国等の引揚者等や外国人の生徒等を対象とした制度です。
検査は特色選抜と同時期の平成27年2月19日(木曜日)に実施します。
実施校と実施学科は次のとおりです。
<実施校・学科>
※法隆寺国際高等学校・総合英語科
※高取国際高等学校・国際コミュニケーション科
【Q2】検査について教えてください。
また、この特例措置の過去の検査問題は、Webページで見ることができますか?
→A
入学者の選抜は、数学と英語の学力検査、日本語による作文及び面接を実施し、総合的に合否を判定します。なお、数学と英語の学力検査は、特色選抜の学力検査問題を用いて実施していますが、一部の漢字にルビをふるなど、受検者の日本語能力に配慮した形で表記しています。また、各教科及び作文の検査時間は各30分です。
学校教育課のWebページに平成26年度入試の特色選抜の検査問題と帰国生徒等特例措置の作文の問題を掲載していますので、参考にしてください。
【Q3】出願に際して必要となる書類について教えてください。
→A
現在奈良県内の中学校に在籍している志願者の場合、出願に必要な書類は次の書類になります。
ア 入学願書(特色選抜の願書と同じもの)
イ 入学考査料 2,200円(奈良県収入証紙により納付)
ウ 帰国生徒等特例措置適用申請書
なお、ウについては、小学校から現在までの国内・国外で在籍していた全ての学校について、学校名、所在地、在学期間を記入するようになっていますので、早めに作成し、中学校で点検していただくようにしてください。また、応募資格についても、中学校とよく相談するようにしてください。
定時制課程成人特例措置
【Q4】成人特例措置はどのような制度ですか。
また、検査の実施時期はいつですか。
→A
この特例措置は、中学校を卒業し、平成27年3月末に20歳以上である方を対象に、高校教育を受ける機会を提供するための制度です。
県立高校定時制課程(五條高校賀名生分校、山辺高校山添分校を含みます。)における一般選抜、二次募集及び大和中央高校(A選抜・B選抜)において、実施します。
なお、夜間の定時制課程に出願できるのは、原則として勤務に従事する人又は勤務に従事する予定の人に限ります。
<選抜の種類> <検査日>
※大和中央高校A選抜・・・・・・・・・平成27年2月19日(木曜日)
※一般選抜・・・・・・・・・・・・・・平成27年3月13日(金曜日)
※二次募集及び大和中央高校B選抜・・・平成27年3月25日(水曜日)
二次募集については、合格者数が募集人員を満たせば実施しません。
◆大和中央高校B選抜について、3.部は必ずB選抜を実施しますが、1.部及び2.部については、A選抜で募集人員を満たした場合、B選抜は実施しません。
【Q5】どのような検査を行うのですか。
→A
検査は、作文(50点満点)と面接を実施し、総合的に合否を判定します。
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* 高校入試に関する様々な情報は、次のWebページからご覧いただけます。
http://www.pref.nara.jp/17266.htm
* 担当:学校教育課学事係(0742-27-9851)
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※ 本文中(Q2のA)のリンクは次のとおりです。
平成26年度公立高校入学者選抜学力検査問題
http://www.pref.nara.jp/35682.htm
奈良県ディア・ティーチャー・プログラムのワークショップが県立教育研究所で行われました。
第2回、第3回の様子を、リクルーターの桶田和美先生と竹内泰斗先生が報告します。
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第2回ワークショップを振り返って
9月20日(土曜日)に行われた、奈良県ディア・ティーチャー・プログラム第2回ワークショップのテーマは、「モデル授業から学ぶ」というものでした。小学校、中学校の班に分かれ、現場で活躍されている先生や指導主事の先生から、受講生のお手本となる授業を見せていただきました。
私が参加した小学校の班では、算数科と外国語活動の授業を見せていただきました。最初の算数の授業は、4年生の「広さを調べよう」という単元で、ペアで陣取りゲームをし、陣地の面積の比べ方を考え合うものでした。児童がいろいろな比べ方ができるように、先生はたくさんの仕掛けを工夫されていました。
外国語活動の授業は、5年生の教材「Hi friends!1」から、「I like ~」を使って好きなものを伝える表現を、楽しいゲームをしながら学びとるものでした。先生は、様々な英語の表現を使って発問し、子ども役の受講生とコミュニケーションをとられていました。
どちらの授業も体験活動を多く取り入れられていて、私たちリクルーターも、明日から学校現場ですぐに実践してみたいと思うような工夫がたくさんあり、大変勉強させていただきました。
その後、各班でグループに分かれ、モデル授業から授業づくりについて学んだことをディスカッションしました。私のグループでは、教材研究の大切さについての意見が多く出され、受講生は教師自身がしっかりと教材研究をして学んでおかなければ授業をつくることができないということに気付くことができました。また、「鉛筆を置いたら背筋を伸ばすよ。」など、学習ルールの指示や声かけの仕方が大変勉強になったなど、授業者の視点で意見を出し合いながら、授業づくりについて学びを深めることができました。
次回のワークショップはいよいよ模擬授業です。各班3つのグループに分かれて授業づくりをします。今回学んだことを生かし、それぞれのグループで協力し、授業づくりに取り組んで欲しいと思います。次回の模擬授業がとても楽しみです。
リクルーター 橿原市立真菅北小学校 教諭 桶田 和美
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第3回ワークショップを振り返って
10月11日(土曜日)に、第3回ワークショップが行われ、受講生は初めての模擬授業にチャレンジしました。
小学校教員志望班の授業テーマは、2年生の算数科「たし算の筆算」でした。各班、3~4名の三つのグループに分かれ、同じ課題に対してどのように授業を組み立てていくかをグループで考え、模擬授業に臨みました。
受講生は、朝から緊張した表情で指導案を読み返したり授業の準備をしたりしていました。模擬授業はわずか15分でしたが、一生懸命取り組む姿が見られ、準備の段階で何度も集まって相談し、協力して教具を作り、授業を作り上げてきたことが感じられました。
授業後の指導では、
指示が曖昧で、児童が何をしてよいのか分からない。指示の仕方を端的に、明確にする必要がある。
授業者自身が授業の流れをつかみきれていない。もっと自分の中で授業を組み立て、想像することが大切である。
板書計画をしっかりと立て、一目見ただけでこの一時間でどんな学習を行ったのかがわかるような板書をしなければならない。
算数は、1年生から積み重ねることにより力を付けていくものである。前の学年までにどのような学習をしてきたのかを、しっかり把握する必要がある。
など、リクルーターやアドバイザーの先生方からの助言一つ一つを、受講生はメモを取りながら熱心に聞いていました。厳しい言葉も、「教師になった際、授業を受ける子どもたちのためだ」としっかりと受け止めているようでした。受講生が前向きに模擬授業に取り組み、学ぶ姿に、私たちリクルーターも刺激をもらい、日々の授業をさらにがんばっていこうと感じることができました。
今回、リクルーターやアドバイザーの先生方から指導していただいたことや自分自身で気付いた課題を少しでも改善し成長できるように努力し、次回の模擬授業につなげていってほしいと思います。
リクルーター 大淀町立大淀桜ヶ丘小学校 教諭 竹内 泰斗

【第2回 モデル授業に学ぶ】 |

【第3回 模擬授業に挑戦】 |