損害保険ジャパン日本興亜株式会社

損保ジャパン日本興亜

損害保険ジャパン日本興亜株式会社(奈良市)


「新しいことに挑戦する人を支える」企業風土が多様な働き方を実現

身近な損害保険の商品と言えば自動車保険や海外旅行保険がまず思い浮かぶところ。まさかのトラブルが起こったときの安心のために必要になってくるのが、損害保険です。

損害保険ジャパン日本興亜(以下損保ジャパン日本興亜)のはじまりは1887年に設立された日本で初めての火災保険会社、東京火災保険でした。「安心という価値を世の中に根付かせたい」。設立当時のその思いは、現在も損保ジャパン日本興亜を含めたSOMPOグループの目指すところだそうです。

そんな私たちの安心を支える大切な商品を扱う一方で、保険業界で働くとなると、バリバリの営業活動でノルマが大変そう、そういったイメージを持っていませんか?

その“保険の仕事”のイメージは実際のところどうなのでしょうか。損保ジャパン日本興亜での実際の働き方を伺ってきました。


保険は精神的な不安を支え、新しいことに挑戦する人の支えにもなる

損保ジャパン日本興亜
まずは、入社4年目、関西総務部人事採用担当の服部幼奈(はっとりわかな)さんに、事業についてお話を伺いました。

「平成30年6月に発生した大阪府北部地震の話になりますが、当社は被災当日に対策本部を立ち上げ最大750人体制で対応をさせていただきました。お客さまの被害状況をお伺いするため駆けつけると、お客さまからは、『こんなに早く来てくれてありがとう』『損保ジャパンの服部さんに見てもらえたから安心だわ』という嬉しいお言葉をたくさんいただき、反対に励まされました。」



「保険に入っていて良かった」という現場に立ち会えるのは大きな働きがいのひとつだそうです。しかし、損害保険の価値は、ただ「万が一の不安」に備えるだけのものではないと服部さん。

「損害保険は、ただ“なにか起こったときの備え”としての存在だけでなく、“新しいことに挑戦する人の支え”となる存在でもあります。たとえば、企業のお客さまが海外進出に挑戦されるとき、日本のリスクと海外のリスクは全く違います。そこで、私たちはお客さまが気づいていない、想像もしていないリスクを保険のプロとしてお守りし、新しい挑戦への妨げになるものを少しでも取り除くことができるんです。」



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(損保ジャパン日本興亜の本社ビル)

損保ジャパン日本興亜は既存の保険事業の枠を超えて、「安心・安全・健康」に関わる様々なサービスを提供しているそうです。

「力を入れているサービスのひとつが介護事業です。実はSOMPOグループは介護業界売上高ランキングが日本で2位なんですよ。損害保険と介護事業は関係ないと思われるかもしれませんが、共に『安心』を提供するという点で同じです。介護状態になった大切な家族を安心して預けられる場所がある。自分に介護が必要になったとき、安心して過ごせる場所がある。そういった安心を、“損害保険”という形で保障するとともに、ホームへの入所や訪問介護などのサービスという形で合わせて提供していきます。」

それは「安心・安全・健康」を軸とした様々なサービスを選んでもらい、多方面から”より幸せ”な暮らしを提供したいという思いからだそう。こうした「保険業」にとらわれない企業風土は、職場風土にもつながっているようです。



成功の反対は失敗ではない。何もしないこと

損保ジャパン日本興亜で広く伝わるのが、「成功の反対は失敗じゃない。何もしないことだ。」という言葉。若手から果敢にチャレンジできる環境が整っているそうです。

「当社では考えて行動した結果が失敗に終わっても、怒られることは絶対にありません。その失敗から得たものを活かして、また次につなげたらいいんだというのが会社の方針です。
私が入社1年目で採用イベントの企画をした時も、『女性の活躍が推進される時代です。当社で活躍する社員がどんな働き方をしているのか就活生に見てもらう女性向けインターンシップをやりたい』と思い切って上司に提案しました。すると『面白そうじゃない。やってみたら?』と採用してもらえたんですね。失敗しても良いんだという雰囲気があることで思い切った提案もすることができます。
この提案は悩みながらも上司にアドバイスをもらいながらなんとかやりきることができ、その後の大きな自信になりました。」

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(服部さんが企画した採用イベントの様子)


“女性活躍”という言葉自体がなくなる企業へ

社内では、テレワークやシフト勤務、時短勤務など多様な働き方が当たり前になっているそう。服部さんも積極的に制度を活用しています。

「午後に自宅近くに出張の予定があるときなどは、テレワークを活用することで、朝、そのまま家で仕事をすることができます。そうすると移動時間の短縮にもなり、効率的に働くことができます。特に、時短勤務の社員は、テレワーク用のパソコンを申請することができるため、お子さんの急病など、急にテレワークを活用したい場合にも対応可能です。他にも、夜にお客さまとの打ち合わせがあるときは、朝の始業時間を遅らせて仕事をしたり、集中して仕事をしたいときには8時から仕事を始めて早めに帰宅したり、そういったシフト勤務も可能です。」


子どもの保育園の送迎のある人、介護をしながら働きたい人、人それぞれのライフスタイルに応じ、制度をうまく使い分けながら自分なりの働き方をカスタマイズできる環境にあるとのこと。

「“女性活躍”という言葉自体なくなることが最終的な目標です。男女関係なく社員全員が働きやすい職場が目指していくところなんです!」


と服部さん。

3つの府県への転勤、2度の出産 ~営業職として働きつづけられた理由~
女性ロールモデル 北澤華子(きたざわはなこ)さん

損保ジャパン日本興亜
続いてお話を伺ったのが、奈良支店奈良支社特命課長の北澤さん。

北澤さんは平成9年に入社し、京都の支店で17年、三重の支店で4年の勤務を経て、今年から奈良支店に異動し、ずっと営業を担当されています。その間結婚、2度の育休を取得し、現在は6歳と1歳の二児の母です。


- 保険の営業職を志望した理由を教えてください。

「女性の営業職を採用している企業を探して就職活動をしていましたが当時の安田火災(現損保ジャパン日本興亜)が業界では珍しく総合職として営業担当をする女性を採用しました。他にもいろいろ企業を回りましたが、採用面接で自分を最大限見せて、『あなた来てください』といってくれた会社が損保ジャパン日本興亜でした。私にとってきっとここが働きやすい会社なのだろうと思い入社を決めました。
保険は形のない商品なので、自分のやり方で結果が変わってくると思ったことも理由の一つです。」



- “保険”の営業は、ノルマが大変ではないですか?

「損害保険の仕事は、チームプレーです。直販が多くを占める生命保険とは異なり、自動車保険などの商品は自分が直接お客さまに販売するわけではなく、当社が保険販売を委託している代理店さんに販売いただくという仕組みです。私たち社員は代理店さんをサポートしています。売上目標はありますが、『何%昨年より伸ばしましょう!』と、代理店さんに働きかけ、所属組織全体で助け合いながら仕事をしています。」


チームみんなで考え、提案し、成果が出れば喜び合う。言いたいことを言い合える環境にするために、北澤さんは良好な関係を自分からつくることを大事にしているそうです。



いろいろな制度は女性のキャリアアップの強い味方!

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- 転勤や2度の出産を経ても働き続けてこられたのはなぜですか。

「やめようと思ったこともあるんですよ。上の子が2歳のときに三重県に異動になったときのことです。私の中で、仕事をするのも一番は“家族のため”。家族が不幸になるような働き方はしないと決めていました。単身赴任はしたくないのでやめることを検討したのですが、相談した上司たちは一様に『いま辞めたらだめだ!』といって必死に引き止めてくれました。結局、夫も私も職場へ通える伊賀上野へ引っ越しし仕事を続けることができました。
私のこのことがきっかけかは分かりませんが、転居を伴う異動がある職員区分から、転居を伴わない異動のみの職員区分に変更できる『区分変更制度』が整備されました。」



「あの人みたいにはなれない」存在より、「あの人みたいに生きたい」存在になりたい

損保ジャパン日本興亜
- 働きつづけてこられた先輩としてひとこと。

「子どもにも恵まれ、毎日バタバタですが、辛いことを忘れてしまうほど今が一番良いのかも。家族を持ってからは、できる範囲の中で自分の精一杯できることをしよう、そう思うようになりました。めちゃくちゃ頑張っている人にしかできない遠い存在になるんじゃなくて、普通に保育園にお迎えに行っているお母さんが成果を出して生き生きと働いていける、そういった姿をみなさんに見せられたらと思っています。」

 



編集後記
-大学生プロジェクトメンバーより-

損害保険で使われる「補償」という言葉。
この言葉は失ったものを補い償うという意味で、どうしても“まさかのとき”だけでゼロのイメージでしたが、取材で感じたのは「将来」や「プラス」のイメージでした。

そんな、明るい未来を守る職場だからでしょうか。とにかく社員の方々がイキイキとされていました。
若手から積極的にチャレンジできる環境が整っているのも、挑戦し続ける先輩社員がいる、そして会社の社員に対する信頼があるからこそなのだと思いました。

そして社員を大切にする数多くの制度は、毎年、利用者の声でブラッシュアップしているとのこと。よりよい働き方を積極的に取り入れる風土があり、働き方が多様性に溢れていました。
取材を通して、「どういった事業内容の会社で働くか」より「どんな人たちと働くか」を大切にしていきたいという思いが強くなりました。

EXPOに来て、実際にいつか一緒に働くかも知れない人達と会ってみましょう。ぜひお越しください!



損害保険ジャパン日本興亜株式会社

所在地
奈良支店:奈良市大宮町6-2-8 損保ジャパン日本興亜ビル5F
(本社:東京都新宿区西新宿1-26-1)
従業員数 正規職員18,546人(女性10,643人)非正規職員7,609人(女性4,964人)(平成30年3月31日現在)
事業内容 損害保険事業
HP  http://www.sjnk.co.jp/

取材担当 奈良女子大学3年生 岡本夏美、岡田さくら


記事作成:平成30年10月18日


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