県の高齢化率は全国平均より高い30.8%で、65歳以上の人口は40万人を超えています。高齢社会では介護に関わる機会は多くなりますが、私は祖父が必要とするまで、介護に無関心でした。 祖父は85歳で亡くなりましたが、80歳を過ぎても、趣味のカラオケ、庭いじりなどで充実した日々を過ごしていました。ところが足を悪くしたことがきっかけで寝たきりとなり、認知症の症状も出てきました。高齢者施設に入居しましたが、余生を家族と一緒に過ごさせてあげたいという母の思いから、在宅介護をすることとなりました。1年ほどで祖父は亡くなりましたが、穏やかな最期だったように思います。 母の姿を見て、介護は、苦労もあるが、いままで社会を支えてきた高齢者を支えることだと思いました。私は仕事もありほとんど手伝えませんでしたが、かわいがってくれた祖父だけに、なんともいえない悔いが残りました。 介護のニーズは今後さらに高まり、多くの人にとって身近なことになっていきます。「11月(いいひ)11日(いいひ)は『介護の日』」です。私も、介護をテーマにしたイベントや映画などに行き、介護に親しんでいこうと思います。
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