12月定例会 代表質問 |
新年度の予算編成について |
中野 雅史(なかの まさふみ)議員 (自由民主党) |
問 |
これから本格化する新年度の予算編成について、どのような方針で臨もうとしているのか。 |
答 |
知事就任以来、若者が県内で働き、安心してくらし続けられるよう、「地域の自立を図り、くらしやすい奈良を創る」ことを目指し、「経済活性化」や「くらしの向上」に取り組んできた。これまでの取組の成果はあがっているものの、まだまだ課題も多いため、県政発展のプロセスである「奈良新『都』づくり戦略」をとりまとめるとともに、当初予算案に反映し、奈良をもっと良くすることに積極果敢に取り組みたい。また、財源が有利な国の補正予算を最大限活用するとともに、将来の県民負担とのバランスに十分留意し、持続可能な財政運営を継続していく。 |
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防災対策 |
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文化財の防災対策 |
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地域医療構想の推進 |
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児童虐待対策 |
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都市計画区域マスタープランの改定 |
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奈良高校の仮設体育館 |
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公務員によるマイナンバーカードの率先取得について |
奥山 博康(おくやま ひろやす)議員 (自民党奈良) |
問 |
公務員はマイナンバーカードを率先して取得すべきと考えるが、県職員の取得状況と、取得に向けた取組の状況はどうか。
また、県内市町村職員の取得状況についても伺いたい。 |
答 |
令和元年6月末時点の県職員の取得率は、18.0%であるため、取得申請が簡易に行えるように、地方職員共済組合が氏名等を印字した申請書を配付した。また、県職員がカード取得のため、勤務時間中に市町村の窓口に出向く必要がある場合は、職務専念義務を免除している。さらに、市町村の協力を得て、県庁に期間限定の出張受付所設置を検討するなど、取得を推進していきたいと考えている。
なお、令和元年6月末時点の県内市町村職員の取得率は、16.5%である。 |
マイナンバーカード(見本)
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医師・看護師の確保 |
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今後のまちづくり |
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市町村財政と奈良モデル |
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企業誘致 |
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大規模広域防災拠点の早期整備と陸上自衛隊駐屯地の誘致実現 |
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政治意識調査について |
阪口 保(さかぐち たもつ)議員 (創生奈良) |
問 |
調査項目として、参議院議員、知事、県議会議員の選挙で、どの候補者に投票したかや、その理由を聞いているが、この質問は投票の秘密、思想信条の自由の侵害にあたるのではないか。また、県が知事の人気度を聞くなど、不適切な質問が多くあり、回答の廃棄と要した費用の返還を知事に求める。 |
答 |
県は今回の調査票の送付先情報は入手しておらず、回答は任意・無記名で、返送先も委託業者とするなど、個人の特定ができない仕組みとしており、投票の秘密や思想信条の自由を侵害することはない。また、調査項目の設定や分析は専門家に依頼しており、それぞれの設問項目を関連づけることにより、有意義なものになると考えている。なお、分析結果は、長期的にみて地方政治のパフォーマンス向上に資するもので、地域の活性化等につながり、意義のあるものと認識しており、県が実施することに問題はない。 |
政治意識調査票
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奈良公園バスターミナル |
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平城宮跡南側の今後の活用方策 |
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生駒市西松ヶ丘の砂防指定地における行政代執行 |
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動物愛護基金の創設 |
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プラスチックごみ対策 |
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がん患者の妊孕性温存について |
猪奥 美里(いおく みさと)議員 (新政なら) |
問 |
妊孕(にんよう)性温存についての正しい情報を適切なタイミングで患者に知らせ、治療の選択肢を広げる必要があると考えるが、県の取組について伺いたい。また、妊孕性温存治療に対し、助成制度を検討するべきと考えるがどうか。 |
答 |
若い世代のがん患者に、将来起こりうる妊孕性の低下について理解を深めていただくため、主治医等から適切な時期に丁寧な情報提供が行われるよう働きかけていく。また、県作成の「療養ガイド」により、妊孕性の温存に係る相談窓口の周知を行っている。なお、妊孕性温存治療は患者の経済的負担が大きいことから、費用の一部を助成している府県もあるが、治療を望む人が治療を受けられるよう保険適用の要望などを行ってまいりたい。 |
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社会的養護が必要な子どもに対する取組 |
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奈良県の観光振興 |
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旧奈良県総合医療センター跡地(奈良市平松地区)のまちづくり |
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政治意識調査について |
山村 幸穂(やまむら さちほ)議員 (日本共産党) |
問 |
県民の思想・内心の自由を侵す調査であり、特定の政党や個人に関する評価など、行政の中立性に反する内容が含まれており、県が実施することは認められないと考えるがどうか。また、公金を投じることは許されないと考えるがどうか。 |
答 |
回答は任意・無記名、調査票の返送先を委託業者とし、その業者でも送付と回収の業務を分けるなど、個人が特定できない仕組みとなっている。また、県は調査票送付先の情報を入手することはなく、県民の思想・内心の自由を侵すことはない。また、個々の質問項目については、政治学の専門家にお願いしており、相互に関連付けて分析することにより有意義なものになると考えている。県の地方政治を良くするために、どうすればよいか考える上での客観的な指標やデータが得られるものであり、県が実施することに問題はない。 |
政治意識調査票
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国民健康保険料の軽減措置 |
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文化財の保存と活用 |
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広域防災拠点と2,000メートル滑走路の整備 |
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脱原発に向けた再生可能エネルギーの導入促進 |
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教職員の働き方改革 |
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政治意識調査について |
佐藤 光紀(さとう みつのり)議員 (日本維新の会) |
問 |
多くの専門家から指摘されているとおり、投票先を問う設問は不適切と考えるがどうか。 |
答 |
質問項目は、政治学の専門家に設計をお願いしており、どういう情報に接した人が、どのような投票行動をとったのかという視点で分析することを予定したものと聞いている。また、有権者は個人名で投票しており、立候補者の属する政党などを知らない人もいるため、政党名で尋ねることにより回答の不正確さが生じ、全体の分析結果を歪ませる可能性があるためと聞いている。今後、調査結果を分析することにより、県の地方政治における政治意識、選挙行動などの特徴が明らかになり、県の政治に関心を高め、地方政治のレベル向上を図るための基礎的なデータとして活用できると考えている。 |
政治意識調査票と封筒
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奈良県のバス観光戦略 |
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今後の被災地支援のあり方 |
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AIを活用した子育て相談について |
大国 正博(おおくに まさひろ)議員 (公明党) |
問 |
住民からの問い合わせにAIが自動回答する「AIチャットボット」システムの運用を開始し、住民サービスの向上と業務の効率化に取り組んでいるが、子育て不安の解消に向けて、今後は子育てに特化したAIを活用したシステムの構築が必要と考えるがどうか。 |
答 |
「AIチャットボット」システムは、県と5市町が共同で構築し、運用しており、うち4市町が子育ての問い合わせに回答している。その4市町において、質問と回答の状況を分析し、回答の精度を高めていくとともに、県で新たに導入する市町村への支援も行っていきたい。
県としては、このシステムの周知とともに、全市町村の子育て相談窓口や子育てひろばなどの情報を回答できるようにするほか、親子で芸術文化に親しめるイベント情報なども提供していきたいと考えている。 |
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持続可能な開発目標(SDGs)の取組 |
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特別展「出雲と大和」を契機とした県内への誘客 |
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心のバリアフリーの取組 |
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未就学児の交通安全対策 |
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平城宮跡周辺の渋滞対策 |
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学校における防災教育 |
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12月定例会 一般質問 |
県ビジターズビューローの違法な運営について |
中川 崇(なかがわ たかし)議員 (日本維新の会) |
問 |
就業規則が無いなどの労働基準法違反、一般財団法人法違反、定款違反、職員の大量退職、パワハラ疑惑などの状況を聞いているが、どのような認識か。また、調査が必要と考えるがどうか。 |
答 |
先般申し立てがあったので、ビジターズビューローの理事長として、監事に対し監査を実施するよう要請した。組織としての専門性の維持・向上に重大な懸念があるので、運営の適正化を図る必要があると考えており、監事からの報告を待って対応を検討する。 |
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芸術文化活動の基盤となる文化会館整備 |
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文化財の防災 |
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児童虐待、子から孫への「虐待の連鎖」を断ち切るための取組 |
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職員の長時間労働及びストレス軽減への対策 |
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中学校の調査書における内申点の公平性 |
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平城高校と奈良高校の関係性 |
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鳥獣被害対策について |
浦西 敦史(うらにし あつし)議員 (創生奈良) |
問 |
野生鳥獣による農林業への被害は依然深刻な状況が続いているが、県の鳥獣被害対策の状況と今後の取組について伺いたい。 |
答 |
野生鳥獣による被害軽減のため、地域における侵入防止柵整備等の活動を支援しているほか、イノシシやニホンジカの捕獲も行っている。しかし、依然として被害軽減できていない集落もあることから、活動をより一層推進するため、リーダー育成のほか、新たに侵入防止柵の維持管理等を支援するモデル事業も開始した。また、新たな森林環境管理に取り組む中で野生鳥獣を森林に戻すことも進めていきたい。 |
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持続可能な開発目標(SDGs)の推進 |
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宿泊施設の開業支援 |
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国道169号の整備 |
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産業振興に向けた取組について |
樋口 清士(ひぐち きよひと)議員 (自由民主党) |
問 |
産業クラスターの形成に向けて、産学官連携のもと、特定のテーマでのコンソーシアムの形成、研究開発プロジェクトの創出等の取組が必要と考えるが、現在の取組について伺いたい。 |
答 |
産業振興につながる研究開発を効果的かつ効率的に推進するため、重点テーマについて産学官で構成する研究コンソーシアムを構築している。この成果として、大学と企業の共同開発で具体的な製品化に結びついた事例が現れているほか、研究開発も進められている。今後も連携を進め、産業の発展と活性化に取り組んでいく。 |
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学校教育の情報化の推進に向けた取組 |
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県有施設への民間活力の導入 |
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NAFICを核とした賑わいづくりについて |
中村 昭(なかむら あきら)議員 (自民党奈良) |
問 |
なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)周辺地域は、県の周遊観光を考える上で中核的な拠点となり得ると考えているが、この地域のさらなる活性化について、所見を伺いたい。 |
答 |
この地域は、山の辺の道から明日香へとつながる場所で、近隣の「飛鳥・藤原の宮都」が世界遺産に登録されれば、周遊観光の拠点としての期待がさらに高まると考えている。このため、眺望の良い特性を活かし、この地域の最頂上に宿泊施設等の集客施設を誘致できないか、民間事業者の意見を聴きながら、検討を始めたところ。 |
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県中南部における周遊観光 |
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病院機能の向上への支援 |
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外国人労働者の受入れ |
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防災・減災のための河川の維持管理 |
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県立奈良高校の仮設体育館について |
太田 敦(おおた あつし)議員 (日本共産党) |
問 |
生徒や保護者有志の声を聞かずに再利用可能な木造の仮設体育館の導入を進めた結果、工事費が増額する上、完成時期も当初の予定から大幅に遅れることについて、どのように考えているのか。 |
答 |
入札不調で仮設体育館の完成が、当初の予定から遅れてしまうことは、申し訳ないと思っている。育友会や一部の生徒から、既存体育館を耐震補強等した上で使用したいとの要望があることは承知しているが、生徒の安全確保を最優先に考え、耐震基準(Is値)0.3未満の建物は使用を停止し、校外施設の利用や代替施設を建設して対応する方針である。 |
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公立・公的医療機関の再編・統合 |
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受動喫煙防止 |
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大和川流域総合治水対策 |
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旧高田東高校跡地の活用 |
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県立高校の募集定員 |
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奈良市平松地区のまちづくりについて |
池田 慎久(いけだ のりひさ)議員 (自由民主党) |
問 |
この場所で土壌汚染が見つかったが、調査結果はどのようなものか。また、病院建物の除却はどのように進めていくのか。 |
答 |
病院北側の駐車場があった場所から、環境省が定める基準値の約1.1倍のフッ素が検出された。健康被害が生じる恐れはないが、基準に適合するよう、土壌の入れ替えを令和2年1月から3月に行う。建物の解体除却は、令和2年度から2年程度かけて行う予定で、振動や騒音の発生をできるだけ抑制し、周囲への影響が少なくなるよう進めていく。 |
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高齢運転者の交通事故防止と運転環境の安全性向上 |
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地域包括ケアシステムの構築 |
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CSF(豚コレラ)に対する県の取組強化 |
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ワールドマスターズゲームズに向けた取組について |
西川 (にしかわ ひとし)議員 (自民党奈良) |
問 |
ワールドマスターズゲームズ2021関西の綱引競技の準備状況と、大会を盛り上げるための今後の取組について伺いたい。 |
答 |
平成31年2月に綱引実行委員会を設立し、競技や会場運営などの諸準備を進めており、令和2年2月から参加受付が開始される予定。葛城市・香芝市で開催される綱引競技を盛り上げるため、平城京天平祭会場での綱引大会や、大会2年前イベントでエキシビジョンマッチなどを行っている。今後も、カヌー競技が開催される吉野町も含め、スポーツ・文化イベントなど様々な機会を活用して、大会を盛り上げるための取組を行っていく。 |
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がん対策 |
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研究所の誘致 |
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国道165号大和高田バイパスの整備 |
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質問・答弁の全文は |
代表質問・一般質問とその答弁を掲載した会議録を、次の定例会開会までに奈良県議会ホームページに掲載します。 |
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議会トピックス
都道府県議会議員研究交流大会に参加 |
令和元年11月12日、東京・都市センターホテルにおいて、第19回都道府県議会議員研究交流大会が開催され、全国から都道府県議会議員及び議会事務局職員約450名が参加しました。
県議会からは、田中惟允、樋口清士、岩田国夫、西川、浦西敦史、藤野良次、尾﨑充典、猪奥美里、山中益敏の各議員が参加しました。
大会では、駒澤大学法学部教授の大山礼子氏による「新時代における地方議会のあり方」の基調講演の後、5つの分科会に分かれて意見交換が行われました。
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近畿6府県議員交流フォーラムに参加 |
令和元年11月18日、和歌山県議会において、第16回近畿6府県議員交流フォーラムが開催され、6府県の議会議員38名が参加しました。
このフォーラムは、近畿圏における府県議会の共通課題について意見交換を行い、連携、交流を推進することを目的として開催されるもので、県議会からは、森山賀文副議長、田中惟允、西川、浦西敦史、小林誠、亀甲義明の各議員が参加しました。
各府県の議員は、地方自治、観光・文化、防災の3分科会に分かれて意見交換を行い、全体会議においてコーディネーターによる総括が行われました。
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全国議長会の副会長として国等への要請活動を実施 |
令和元年11月13日、全国都道府県議会議長会は、地方税財源の充実確保に関する決議や令和2年度政府予算に関する提言など、第164回定例総会議決事項等について、菅内閣官房長官をはじめ政府や政党幹部に対して要請活動を行いました。本県の粒谷議長も議長会の副会長として参加し、近年頻発する台風災害への対応など、様々な課題について、国の積極的な支援を訴えました。
菅長官への要請(左から2人目が粒谷議長) |
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議場コンサートの来場者募集入場無料 |
令和2年2月26日(水)12時30分~13時(開場12時) |
会場 |
奈良県議会 議場(議会棟) |
2月定例会の開会日の本会議に先立ち、議場コンサートを開催します。今回は音楽コンクール受賞歴もある県立高円高等学校音楽科の3年生が、フルートやサクソフォン、トランペットで「ふるさと」「赤とんぼ」などを演奏します。
なお、入場には事前の申し込みが必要です。
また、コンサート後、知事が新年度予算などの提案理由説明を行う本会議を傍聴いただけます。 |
申込期限 |
令和2年2月14日(金)締切(必着) |
募集人数 |
120名(車いす用スペース4名まで)(応募者多数の場合は抽選) |
申込方法 |
往復ハガキ又はFAX1通につき2名まで応募いただけます。
代表者の住所・電話番号及び参加者全員の名前(ふりがなも)また、車いすをご利用の方は、その旨も記入ください。
※議会ホームページ内の「申し込みフォーム」からの申し込みもできます。 |
申込先 |
〒630-8501 奈良市登大路町30番地
奈良県議会事務局 議場コンサート係 宛
電話 0742-27-8950
FAX 0742-23-1404
奈良県議会ホームページ
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