日本博

令和4年度 奈良県日本博関連事業

古代から令和の時代までつながる文化を巡る奈良博覧プロジェクト

 古代の都再現・復元プロジェクト + 発掘現場・修理現場の公開

奈良県では令和元年度から奈良県日本博関連事業を展開しています。

今年度は、天皇中心の国家体制・律令国家体制を築き、飛鳥と藤原の地に宮殿が造成された「飛鳥時代」に焦点を当ててイベントを実施します。

また、史跡飛鳥宮跡発掘調査現場や古民家修理現場といった貴重な文化財の現場公開も行います。ぜひご参加ください!

日本博ロゴマーク                   

本プロジェクトは「令和4年度日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業(主催・共催型プロジェクト)」の採択を受け、奈良県が実施するものです。

令和4年度 実施イベント

※情報については随時更新します。(令和5年1月4日現在)

※新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため変更になる場合があります。予めご了承ください。

プロジェクト名  開催内容 開催時期  開催場所 

飛鳥宮跡再現プロジェクト

~飛鳥を知る~

1.研究講座、特別講演会

奈良県立橿原考古学研究所秋季特別展の開催に合わせて「史跡飛鳥宮跡」及び「史跡・名勝 飛鳥京跡苑池」に関する講演会を開催します。

(秋季特別展チラシ(pdf 2881KB))

【研究講座】

 10月16日(日曜日)

   「飛鳥時代の宮廷庭園 飛鳥京跡苑池」

   「王宮・王都史からみた飛鳥宮跡と

                  苑池」

 11月6日(日曜日)

   「飛鳥宮跡苑池出土木簡再考」

   「古代の苑池と政務・儀礼・外交」

【特別講演会】

 テーマ「日本と西洋の古代庭園」

2.映像制作

「史跡飛鳥宮跡」発掘調査の報道映像等による記録映像を制作、上映会を行います。

1.研究講座

  10月16日(日曜日)

  11月6日(日曜日)

 特別講演会

  11月23日

    (水曜日・祝日)

 

2.令和5年3月

 1.

【研究講座】

奈良県立橿原考古学研究所 講堂

【特別講演会】

奈良県社会福祉総合センター 大ホール

 

2.未定

3.奈良大菊人形展

 (チラシ表(pdf 4670KB))

 (チラシ裏(pdf 1376KB))

強い国家づくりを進めた「天武天皇」「持統天皇」をメインテーマに両天皇が即位していた時代をコンセプトとした菊人形展を開催します。

詳細は奈良公園室ホームページへ

10月29日(土曜日)

~11月6日(日曜日)

奈良公園バスターミナル

飛鳥の都・古典芸能体感プロジェクト

~飛鳥を彩った古典芸能を知る~

1.万葉文化館特別講演会・展示

伎楽や舞楽などで使用される“仮面”に焦点をあてた特別講演会と関連展示を開催します。

【特別講演会】

 講演1「伎楽面・舞楽面・能面」

     講師:見市泰男 氏(能面打)

 講演2「大和国と能楽」

     講師:片山九郎右衛門 師

        (観世流シテ方)

 詳細は万葉文化館ホームページへ

【関連展示】

 第7回委託共同研究「伎楽面・舞楽面・能面・狂言面の比較研究」(研究代表者:見市泰男氏)の成果の一部である伎楽面や舞楽面などを展示します。

詳細は万葉文化館ホームページへ

 1.特別講演会

令和5年2月12日

(日曜日)

2.関連展示

令和5年1月18日

(水曜日)

~令和5年3月12日

(日曜日)

 奈良県立万葉文化館

2.橿原考古学研究所アトリウム展

 「パネル展 古代大和の仮面」

飛鳥時代の芸能に繋がる可能性のある、原始・古代の仮面に関する奈良県内出土品の写真及び解説パネル展を開催します。

詳細は橿原考古学研究所ホームページへ

 令和5年1月18日

(水曜日)

~令和5年3月31日

(金曜日)

奈良県立橿原考古学研究所

遺跡発掘調査現場公開

~日本国創成の時代、歴代天皇が居住した宮殿遺跡~

「史跡飛鳥宮跡」内郭北方地区の発掘調査に合わせて現場公開を行います。調査内容の解説資料を配付し、出土遺物の展示を行う予定です。

詳細は橿原考古学研究所ホームページへ

*周辺に駐車場はありません

11月5日(土曜日)

11月6日(日曜日)

10時00分~15時00分

小雨決行

史跡飛鳥宮跡発掘調査現場

建造物(古民家)修理現場の公開

~日本人の生活の知恵を体感~

旧八重川家住宅(県指定文化財)屋根葺替現場、旧臼井家住宅(重要文化財)耐震改修現場公開及び完成披露会を行います。

1.修理現場公開(pdf 3002KB)

旧八重川家及び旧臼井家の修理現場公開を行います。修理している“今”しか見ることができない古民家のつくりと内部を是非ご覧ください。

当日は「みんぱく秋まつり」を開催していますので、あわせてお立ち寄りください。

詳細は民俗博物館特設ページへ

1.修理現場公開

 11月5日(土曜日)

 11月6日(日曜日)

2.完成披露会

 令和5年3月

大和民俗公園

(奈良県立民俗博物館)

 

令和3年度 実施内容 ~世界遺産を巡る奈良博覧プロジェクト + 発掘現場・修理現場の公開~

 令和3年度は県内に3つある「世界文化遺産」、及び暫定一覧表記載の「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」を活用したプロジェクトを軸に“聖徳太子没後1400年プロジェクト”など、県内外のゆかりの地で開催されるプログラムと連携して実施しました。

 イベント名  開催時期  開催場所   イベント内容 

聖徳太子没後1400年法隆寺特別公演

「芸能絵巻 和の心と美を世界に」

 令和3年11月6~7日  法隆寺中門  奈良博覧プロジェクトのメインプログラムとして、日本の芸能の祖といわれる聖徳太子ゆかりの法隆寺にて、多彩な伝統芸能等を上演。古代から現代へとつながる、わが国芸能の系譜を感じることのできるイベントを開催しました。           

詳しくはこちらをご覧ください。

※アーカイブ配信は終了しています。

奈良県立図書情報館イベント

1.能の源流

 特別公演

 「奈良豆比古神社『翁舞』」

 特別講座

 「秦氏と申楽 聖徳太子伝承を

  紐解く」

2.能楽「翁」

 

 1.令和3年10月17日

 2.令和4年1月29日

奈良春日野国際

フォーラム「甍」

「聖徳太子が秦河勝に命じて申楽をつくらせた」いわれから、申楽に由来する芸能を観る会を開催しました。

1.能の源流

第一部は能狂言発達以前の古い形が残ることから「能楽の源流」とされる、奈良豆比古神社の神事「翁舞」(国重要無形民俗文化財)を上演。

第二部は奈良盆地中南部を流れる寺川流域の地理と政治的背景について、歴史地理学者の千田稔・図書情報館長が講演しました。

詳しくはこちらをご覧ください。

2.観世流能「翁」

「翁」は能楽の元をなすとされ、まさに別格の一曲です。どのカテゴリーにも属さず、物語めいたものはありません。神聖な儀式であり、いわば"芸"の力によって清浄な空間を創出し、幸福を招くことが、翁の本旨となっています。

詳しくはこちらをご覧ください。

 奈良大菊人形展  令和3年10月30日~

11月7日

奈良県コンベンションセンター、奈良公園バスターミナル   奈良ゆかりの歴史上の人物等を菊花で表現する菊人形展を開催しました。  

詳しくはこちらをご覧ください。

高松塚古墳壁画発見50周年記念事業

1.令和4年2月5日~3月21日

2.令和4年2月19日、3月21日

3.令和4年3月20日

橿原考古学研究所附属博物館ほか

2022年は高松塚古墳壁画発見から50年を迎えるのを記念し、関係機関と連携した記念事業(企画展・講演会など)を実施しました。

1.記念展覧会の開催

橿原考古学研究所附属博物館において、高松塚古墳から出土した遺物や壁画の原寸大複製パネル等を展示した展覧会を開催しました。

2.記念講演会の開催

展覧会に合わせて「よみがえる高松塚古墳」、「高松塚古墳の恒久保存」をテーマに記念講演会を開催しました。(チラシ

3.記念シンポジウムの実施

高松塚古墳壁画発見50周年を記念し、奈良県・明日香村・朝日新聞が連携したシンポジウム東京で開催しました。

【文化財現場公開】

発掘調査現場公開

1.令和3年12月4~5日

2.令和4年3月12日

3.令和4年3月22日~

飛鳥京跡苑池ほか

飛鳥京跡苑池の発掘調査に合わせた現場公開、講演会等を開催しました。

1.発掘調査に伴う現地説明会

今回は飛鳥京跡苑池の北池と北側水路の取り付き部の発掘調査を行い、取り付き部の詳細な構造が明らかとなりました。(当日配付資料

2.発掘調査報告会の開催

「史跡名勝 飛鳥京跡苑池 北池の調査」をテーマに20年に渡る発掘調査の成果報告会を開催

3.【動画配信中(ダイジェスト版)】

「飛鳥京跡苑池の発掘~20年の調査成果~」

15次に渡る発掘調査の記録映像を制作

【文化財現場公開】

古民家修理現場公開

1.令和3年11月~3月10日

2.令和3年11月13~14日

3.令和4年3月5~6日

民俗博物館

(大和民俗公園)

十津川村から移築復原された「旧木村家住宅」の屋根葺替工事に合わせて、古民家修理現場の公開を行いました。

1.見学エリアの設置

2.修理現場の公開(見学会)

「みんぱく秋まつり」にあわせ、旧木村家屋根葺き替え修理現場(屋根組構造を展示)を公開。古民家群を回るスタンプラリー、ワークショップ等を開催しました。

3.工事完成記念講演会

屋根葺替工事の完成にあわせ、記念講演会及び古民家見学ツアーを開催しました。             

 

令和2年度 実施内容 ~日本書紀・藤原不比等を巡る奈良博覧プロジェクト~

 2020年は、古代日本の形成を物語る日本書紀完成1300年、日本国の成立に大きな足跡を残した藤原不比等没後1300年にあたり、国の成立について現地で向き合い、奈良県、日本の歴史の奥深さを国内外に発信するため、下記イベント等を実施しました。

イベント名 開催時期 内容

日本書紀完成・藤原不比等没後1300年記念事業

【記念シンポジウム】

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンラインでの配信に変更

基調講演、パネルディスカッションのほか、わかりやすい映像等をもりこんで、知られざる古代奈良の魅力を紹介しました。

【動画配信中】

詳しくはこちらをご覧ください。

奈良県立図書情報

館長公開講座

図書館劇場番外編

「語りかけ 天平の嵐」

2020年5月~

【動画配信中】

奈良県立図書情報館館長公開講座 ~図書館劇場番外編~「語りかけ 天平の嵐」

千田稔館長が、奈良時代に国中で蔓延した天然痘から、当時の政治問題などを掘り下げお話しました。

奈良県立図書情報館

歴史講談と講演

「藤原不比等を語る会」

2020年9月22日

藤原不比等とその周辺人物に焦点を当てた新作歴史講談と千田稔館長の講演を行いました。

詳しくは、こちら(図書情報館HP)をご覧ください。

奈良県立図書情報館

能楽公演「海士」

2020年11月1日

奈良発祥の古典芸能「能楽」の魅力を、藤原不比等ゆかりの演目「海士」を通じて紹介しました。詳しくは、こちら(図書情報館HP)をご覧下さい。

奈良県立図書情報館

映像作家保山耕一による藤原不比等ゆかりの映像制作

2021年1月30日~3月30日

映像作家保山耕一による藤原不比等とゆかりの映像を制作し、館内ほかで上映しました。

詳しくは、こちら(図書情報館HP)をご覧ください。

橿原考古学研究所イベント

「こども考古学講座」

2021年3月6日、7日

橿原考古学研究所附属博物館は、空調等の設備工事のため休館中ですが、子どもたちが楽しく考古学に親しむことができるようなイベントを開催しました。

詳しくは、こちら(橿原考古学研究所附属博物館HP)をご覧ください。

【文化財修理・発掘調査現場公開】

古墳発掘調査現地公開

(1)2020年11月21~23日

(2)新型コロナウイルス感染拡大を受け、オンライン配信に変更

(1)普段立ち入ることのできない発掘調査現場の現地見学、歴史ウォークを開催しました。

(2)令和2年秋に実施した、奈良市最大の古墳の調査成果等について、調査担当者及び研究者が講演し、オンラインで配信しました。

※発掘調査の概要、現場公開の様子、講演会の内容を収録した記録映像を公開しています。【動画配信中】橿考研チャンネル(YouTube)

http://www.kashikoken.jp/__trashed2/

【文化財修理・発掘調査現場公開】

建造物(古民家)修理現場公開

⬛見学会

(1)2020年11月21日~23日

(2)2021年3月6日~7日

⬛見学エリア

2020年11月~2021年3月

大和民俗公園には、県内各地から移築、復元された江戸時代の民家が15棟あります。そのうち、吉野から移築されてきた「旧前坊家住宅」、十津川村から移築されてきた「旧木村家住宅」の屋根の葺き替えを実施しました。修理が終わった古民家の見学会を開催しました。             

※3月の見学会は、「梅まつり」と同時開催。

参画型による日本博参加事業

 上記のほか、各地域や団体の特色ある企画を公募し認定する「参画型」プロジェクトの認定を受け、下記プロジェクトも実施しました。

⬛奈良県立万葉文化館 にぎわいフェスタ万葉秋  実施時期2020年9月~2020年11月

 『万葉集』解説連続講座や『日本書紀』成立1300年にちなんだ講座の開催など、古代文化の情報発信を行うとともに、多くの方に交流の機会を創出し、地域の方に親しみ・誇りを持っていただけるようなにぎわいを創出するイベントを行いました。

⬛奈良県立民俗博物館 ワークショップイベント 2020年8月~2021年3月

 民俗博物館のある大和民俗公園内には昔懐かしい江戸時代の民家15棟を「町屋」「国中(奈良盆地)」「宇陀・東山」「吉野」の4ブロックに 分けて移築復原しております。

 この古民家を活用し、子どもから高齢者まで一緒に参加してもらうことのできるワークショップを開催しました。

⬛奈良県文化財保存事務所 建造物修理現場の公開 2020年10月~2021年3月

 普段は見ることのできない視点からお寺の歴史や隠れた魅力を感じていただくことのできる、奈良県文化財保存事務所が実施する寺院の建造物修理現場を公開しました。

 ・法隆寺東院礼堂(重要文化財) ・唐招提寺旧一乗院宸殿(重要文化財)