作物の栽培、採種事業に関する過去の研究成果

難裂莢性ダイズ「サチユタカA1号」を奨励品種に採用

本県のダイズは、主に集落営農や地域の担い手グループを中心に、水田を有効活用して、大規模かつ効率的に生産されています。

これまでの奨励品種「サチユタカ」は、多収で豆腐加工適性が高い特性を持ちますが、さらに難裂莢性(莢(さや)がはじけにくい性質)を導入した「サチユタカA1号」(育成:農研機構 次世代作物開発研究センター)が育成されました。この品種は、本県での栽培にも適しており、難裂莢性で、実質的な収量向上が期待されることから、平成31年3月に県の奨励品種に指定されました。

サチユタカ草姿 サチユタカA1号草姿2     サチユタカの莢 サチユタカA1号草姿
「サチユタカ」(左)と「サチユタカA1号」(右)の草姿 

 

「サチユタカ」(左)と「サチユタカA1号」(右)の莢。「サチユタカA1号」の莢は乾燥が進んでもはじけにくい。