まほろばうた広場

県民だより奈良
2021年9月号
 

お題
お茶
『収穫』
県ではさまざまな品種の米が栽培されていますが、中でも作付け面積が最も大きい品種がヒノヒカリ。日本穀物検定協会が実施している食味ランキングで良好と評価される「A」を獲得するなど、高い評価を得ています。
おみごと!
今生の収穫の時を待たずして母は静かに旅立ちにけり
星野 さゆりさん/50代・奈良市
【選評】清澄(せいちょう)な作。恐らく早苗(さなえ)から手塩にかけたものだろう。抑制された余情がある。
おみごと!
ヒノヒカリ畝傍山背に黄金色大和時代は五穀米食う
寺岡 賢治さん/70代・広陵町
【選評】大和時代は考古学上の古墳時代と一致する。五穀米は米、麦、粟、豆、黍(きび)の穀物を混ぜたものでうま味に雲泥の差があり、内容は深い。
重々と地を擦るほどに穂を垂るる飛鳥の棚田の収穫近き
北沢 裕惠さん/80代・橿原市
その昔人と牛での米作り見せてやりたや機械化の今
仲田 京子さん/60代・葛城市
さわさわと稲穂の音は乾ききて畝傍山より風通り来る
井田 光美さん/70代・田原本町
吾子を背に蜜柑を摘みしふるさとは古代の風をはらむ山間
宮髙 ひろえさん/60代・橿原市
畑から妻へのLINE湯を沸かせトウモロコシの鮮度2時間
寧茶さん/60代・生駒市
【応募総数 84首】多数のご応募ありがとうございました。
選者 現代歌人協会 筒井 早苗さん
《12月号の募集》
写真をお題として設定し、奈良らしい短歌を募集。皆さんから寄せられた短歌の中から、7作品を選定し、本誌に掲載します。特に「おみごと!」な作品には、「蓮花ちゃんのステッカーと缶バッジ」をセットでプレゼント。
 
12月号のお題
『鍋』



鶏肉や野菜をだし汁と牛乳で煮込んだ「飛鳥鍋」は県の郷土料理の1つです。約1300年前には、貴族の飲み物だった牛乳を、僧侶たちがひそかに飲んでいて、その牛乳で鶏肉を煮て食べたのが起源だといわれています。
《募集ルール》
◆原則5・7・5・7・7の31文字
◆文語・口語を問いません
◆応募数は1人につき1作品
◆未発表のオリジナル作品
郵送かFAX、HPから短歌作品・住所・名前(ふりがな)・年齢・電話番号を下記へ。発表の際、匿名を希望する人は、その旨明記。10/19必着。
県広報広聴課 奈良県
電話 0742-27-8326
FAX 0742-22-6904
URL www.pref.nara.jp/38579.htm
※「県民だより奈良」は県内の各家庭にお届けしています。
 市町村窓口、県の施設などにも配置しています。
※点字と声による「県民だより奈良」も発行していますので、必要な方は県広報広聴課へご連絡ください。
 県では、経費削減のために、「県民だより奈良」の裏表紙に有料広告を掲載しています。
 広告の申込・お問い合わせは、株式会社キョウエイアドインターナショナル大阪支社(TEL:06-4797-8251)まで

お問い合わせ

広報広聴課
〒 630-8501 奈良市登大路町30
報道係 TEL : 0742-27-8325
広報制作係 TEL : 0742-27-8326 / 
FAX : 0742-22-6904
デジタル広報係 TEL : 0742-27-8056
県民相談広聴係 TEL : 0742-27-8327
相談ならダイヤル TEL : 0742-27-1100

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