まほろばうた広場

県民だより奈良
2021年12月号
 

お題
鍋
『鍋』
鶏肉や野菜をだし汁と牛乳で煮込んだ「飛鳥鍋」は県の郷土料理の1つです。約1300年前には、貴族の飲み物だった牛乳を、僧侶たちがひそかに飲んでいて、その牛乳で鶏肉を煮て食べたのが起源だといわれています。
おみごと!
九十の母が作りし野菜入れ小ぶりの鍋のふるさとの湯気
中川 雅史さん/60代・上牧町
【選評】ほのぼのとした温もりの伝わる作。結句の「ふるさとの湯気」が効いている。
おみごと!
冷凍のうどんをレンジするしないけんかもしたね新婚の鍋
辻 嘉輝さん/20代・桜井市
【選評】初々しさが持ち味となって微笑ましい一首となった。
自在鉤(じざいかぎ)鍋を吊して囲炉裏端語り手囲む民宿の夜
巽 美千代さん/70代・生駒市
見はるかす芒(すすき)ヶ原に陽は落ちて宿の名物猪鍋囲む
吉村 禎三さん/80代・大和高田市
一人鍋暖かくても寂しさは拭いきれず家族に会いたい
ゆずひろさん/40代・奈良市
寄せ鍋の材料持って子らが来る机を囲む十三の顔
山本 啓さん/70代・葛󠄀城市
大和には郷土料理の飛鳥鍋ミルクベースのまろやかな味
前田 幸男さん/70代・生駒市
【応募総数 68首】多数のご応募ありがとうございました。
選者 現代歌人協会 筒井 早苗さん
《3月号の募集》
写真をお題として設定し、奈良らしい短歌を募集。皆さんから寄せられた短歌の中から、7作品を選定し、本誌に掲載します。特に「おみごと!」な作品には、 野迫川村のゆるキャラピンバッジを4つセットでプレゼント。
野迫川村のゆるキャラピンバッジ
 
3月号のお題
『菜の花』

菜の花

日差しも暖かくなる3月頃、橿原市にある藤原宮跡では、約2万5千平方メートルの花畑に鮮やかな黄色い菜の花が一面に広がります。桜の開花時期と重なれば、黄色とピンクが織りなす絶景をお楽しみいただけます。
《募集ルール》
◆原則5・7・5・7・7の31文字
◆文語・口語を問いません
◆応募数は1人につき1作品
◆未発表のオリジナル作品
郵送かFAX、HPから短歌作品・住所・名前(ふりがな)・年齢・電話番号を左記へ。発表の際、匿名を希望する人は、その旨明記。1月19日必着。
県広報広聴課 奈良県
電話 0742-27-8326
FAX 0742-22-6904
URL www.pref.nara.jp/38579.htm
※「県民だより奈良」は県内の各家庭にお届けしています。
 市町村窓口、県の施設などにも配置しています。
※点字と声による「県民だより奈良」も発行していますので、必要な方は県広報広聴課へご連絡ください。
 県では、経費削減のために、「県民だより奈良」の裏表紙に有料広告を掲載しています。
 広告の申込・お問い合わせは、株式会社キョウエイアドインターナショナル大阪支社(TEL:06-4797-8251)まで

お問い合わせ

広報広聴課
〒 630-8501 奈良市登大路町30
報道係 TEL : 0742-27-8325
広報制作係 TEL : 0742-27-8326 / 
FAX : 0742-22-6904
デジタル広報係 TEL : 0742-27-8056
県民相談広聴係 TEL : 0742-27-8327
相談ならダイヤル TEL : 0742-27-1100

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