あの憧れの人から奈良へのエール

 
県民だより奈良
2022年1月号

あの憧れの人から奈良へのエール
【vol.10】
加藤 雅也(かとうまさや)さん
加藤 雅也(かとうまさや)さん
奈良市出身。大学在学中にモデル活動を開始。ファッション誌などで活動後、俳優に転身し、映画・ドラマ・舞台など数多くの作品に出演。現在も幅広く活動を続ける。奈良市観光特別大使(2019年~)。
奈良はナンバーワンよりも オンリーワンを目指してほしい
 高校では勉強と部活動(陸上)に打ち込み、高校3年生の時にはインターハイに出場しました。高校の友人とは今でも繋(つな)がりがあり、集まりがあった時には顔を出すようにしています。大学からは県外で生活していますが、奈良について聞かれる機会は少なかった印象があります。しかし、海外に出ると奈良をはじめ、日本のことを話す機会が増え、そのときに、もっと日本のことを知るべきだと思いました。「古きを訪ね、新しきを知る」をキーワードに奈良や日本のことを勉強し、今でもさまざまな事に関心を持ち、常に新しい事を学びたいと思っています。
 海外で感じる日本のイメージの多くは、瓦屋根や格子戸のような昔ながらのものが多いです。それなら、古くからのものが残る奈良で映画を撮ってはどうかと着想を得て、橿原市今井町で短編映画を撮り、アメリカやフランスでも上映しました。古い建物が醸し出す雰囲気は、映像のクオリティーを上げます。映画を見た人がその場所に思いを馳(は)せ、そこで映画を撮りたいと思ってもらえるかもしれません。世界の映画制作会社が「奈良でおもしろい映画が撮れるじゃないか」と思ってもらえるような状況になるとうれしいですね。これからも映画などを通じて、さまざまな奈良を見てほしいと思っています。
 奈良は、近代的なビルをどんどん建てるよりもイタリアやフランスのように昔ながらのものや空気感を残しつつ、穏やかに発展するほうが合っていると思います。昔ながらの雰囲気が残っていることが、奈良の一つの特徴になりつつあると思っています。
 奈良は僕のルーツで、この奈良の風土の中で育ち、今の自分があります。お寺や神社に関心が出てきたことやレトロな喫茶店が好きなことは、奈良で育ったからこそ感じることかもしれません。最近では写真を撮ることもありますが、写真にもその影響が出ていると思いますね。奈良に住んでいると当たり前に見ているものに素晴らしい価値があります。その価値をもう一度見直し、その場所の魅力をどう捉え、発信するかが大切だと思います。奈良は、ナンバーワンよりもオンリーワンを目指して進んでほしいと思います。
サイン色紙
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(詳しくは27ページ)
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