特集

県民だより奈良
2022年8月号

特集
奈良公園の歴史をひもといていきましょう!!
 奈良公園の歴史は、明治13年に興福寺旧境内地などの風致景観を守るため、その一画を公園にしたことから始まりました。その後、公園の拡張や道路の整備、樹木の植樹などを経て現在の姿となり、わが国を代表する公園として親しまれています。
 今回の特集では、名勝指定から100年を迎えた奈良公園のこれまでの歩みを振り返るとともに、おすすめの観光スポットなどを紹介します。
奈良公園の歩み
明治13(1880)年 奈良公園 開設
大正11(1922)年 奈良公園が国の名勝に指定
大正13(1924)年 春日山原始林が国の天然記念物(昭和30年に特別天然記念物)に指定
昭和32(1957)年 「奈良のシカ」が国の天然記念物に指定
昭和63(1988)年 奈良公園一帯と平城宮跡を会場として、なら・シルクロード博を開催
平成元(1989)年 日本の都市公園100選に選定
平成10(1998)年 世界文化遺産「古都奈良の文化財」として奈良公園一帯(春日大社、興福寺、東大寺、春日山原始林)が登録
平成25(2013)年 「奈良公園観光地域活性化総合特区」に指定
令和4(2022)年 国の名勝指定から100年
大正時代の若草山
昭和初期の周遊バス
大正時代の服装は時代を感じさせますね。当時の周遊バスはとても高価な乗り物だったんですよ!
昭和初期の若草山
昭和中期の浮見堂
いつの時代も、お花見は人気のようですね。現在の春日野園地の辺りには野球場があり、プロ野球の公式戦も行われました。
公園内の野球場
平成初期の猿沢池
いろいろな変化があった奈良公園ですが、浮見堂のように変わらない景色もたくさんあります。猿沢池に噴水があったなんて、びっくり!
未来の猿沢池周辺のイメージ(桜の植栽後)
※名勝指定時の景観を参考に、猿沢池から歴史的建造物への眺望景観を保全する目的でマツなどの剪定とサクラの植栽を行っています。
国から、奈良公園観光地域活性化総合特区の指定を受け、「世界に誇れる奈良公園」を目指して、奈良公園の魅力向上に取り組んでいます。今後の奈良公園にぜひご注目ください!
奈良公園周辺の年間行事
修二会(しゅにえ)(東大寺)
放生会(ほうじょうえ)(興福寺)
ムジークフェストなら(奈良公園)
子鹿公開(鹿苑)
春の行事
なら燈花会(奈良公園)
中元万燈籠(ちゅうげんまんとうろう)(春日大社)
万灯供養会(まんとうくようえ)(東大寺)
ならまち遊歩(ゆうほ)(ならまち)
きたまちといろ(きたまち)
夏の行事
采女祭(うねめ)(采女神社)
鹿の角きり(鹿苑)
正倉院展(奈良国立博物館)
奈良大菊人形展(奈良公園バスターミナル)
秋の行事
春日若宮おん祭(春日大社)
若草山焼き(奈良公園)
追儺会(ついなえ)(興福寺)
なら瑠璃絵(奈良公園)
冬の行事
若草山
山麓ゲートから山頂まで約2.5kmで気軽にハイキングを楽しめる山です。
東大寺や興福寺、遠くに生駒山や葛城山などの山々を見渡すことができ、奈良盆地・京都方面に広がる夜景は絶景です。毎年1月第4土曜日に奈良の伝統行事「若草山焼き行事」が実施されています。
鹿苑
シカの生態などを学べ、6月には子鹿の公開、10月には鹿の角きりが行われます。交通事故などでケガをしたシカの保護・治療も行います。
春日野園地
北西に東大寺大仏殿、東大寺南大門を望むぜいたくな空間です。三社池の水面に映える緑と、園地から若草山、春日山へとなだらかにつながる緑のコントラストが絶妙です。
浮雲園地
奈良公園の中心に位置し、多くのシカを見ることができます。令和3年度には景観保全のため外来種のナンキンハゼを伐採し、マツやサクラを植栽し若草山への眺望が改善しました。
浮見堂と鷺池(さぎいけ)
浮見堂は、鷺池に浮かんでいるように見える檜皮葺のお堂です。鷺池から山々を望む景観を保全するため、樹木の伐採・植栽や花木の生育改善を順次行っていきます。
吉城園
吉城園
吉城園周辺地区 完成イメージ
自然の起伏や曲線を取り入れた日本庭園で、春の新緑、秋の紅葉など四季を通じて楽しめます。吉城園の周辺では、宿泊施設・交流施設などの整備に着手し、令和5年夏に開業予定です。
瑜伽山(ゆうがやま)園地
近代の奈良公園を代表する庭園を復元整備し、令和2年から一般公開しています。名勝奈良公園の風致景観のなか、志賀直哉や武者小路実篤など近代を代表する文化人が交流した当時の雰囲気を味わえる庭園です。
奈良公園バスターミナル
バスターミナルとしての機能だけでなく、たくさんの人で賑わうイベントの実施や新店舗のオープンなど、奈良公園の周遊拠点として魅力が向上しています。
猿沢池
水面に映る興福寺の五重塔とヤナギの風景が美しく奈良公園を代表する水辺空間のひとつです。現在、猿沢池では水質改善に取り組んでいます。
奈良公園周辺おすすめ散策マップ
この夏おすすめのイベント
なら燈花会
8/5(金)-14(日)
小雨決行
一灯一会
奈良の夏、あの灯りにもう一度
なら燈花会
夏の風物詩「なら燈花会」が3年ぶりに奈良公園に帰ってきます!
歴史を感じさせる奈良公園にろうそくのやさしい灯りがつくり出す幻想的な手作りの夜景をお楽しみください。
18時30分~21時
奈良公園内の各会場
ならまち遊歩
8/20(土)-28(日)
心躍る出会いが ならまちにある
~提灯がならまちを彩る9日間~
ならまち遊歩
提灯のやさしい灯りでならまちを彩り、情緒ある街並みのまち歩きを楽しむ「ならまち遊歩」。
夕暮れ時の猿沢池は、インスタ映え間違いなし!(提灯点灯18時30分~)
【休日】11時~21時
【平日】14時~21時
猿沢池周辺など
ならまち一帯
「奈良公園の夏休み」in奈良公園バスターミナル
7/30(土)・8/18(木)・20(土)・21(日)
夏の奈良公園で親子の思い出をつくろう
ならまち遊歩
小学生を対象に、奈良公園の樹木を使ったものづくり体験や、樹木について学ぶイベントを開催します。
詳しくはHPをご確認ください。
開催日により異なります。
奈良公園バスターミナル
県奈良公園室
電話 0742-27-8677
FAX 0742-22-7832
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※「県民だより奈良」は県内の各家庭にお届けしています。
 市町村窓口、県の施設などにも配置しています。
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県民相談広聴係 TEL : 0742-27-8327
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