知事コラム

　知事に就任してまず取り組んだのが今月号の特集で紹介した令和5年度予算の見直し。次に取り組んでいるのが県庁の職場環境の改善や県職員の働き方の見直しです。きっかけは、就任直後に知ったデータでした。メンタル不調を理由に1カ月以上休職している県職員の割合は全国ワースト2位。20代から40代の中途退職者の割合は10年前の2．5倍に、県職員採用試験の競争倍率も10年前の半分以下になっていました。
　県職員に働きやすい職場環境を提供するのはトップである私の責務であり、職員がそうした環境でやりがいをもって仕事をすることができれば、県民への行政サービスもよくなるはずです。そこで、「県庁の働き方・職場環境改革推進会議」を立ち上げ、6月28日に第1回の会議を開催しました。県の部局長からは活発な意見が出され、改善への意欲を感じました。県庁が県内のモデル的な職場となるよう力を尽くします。