奈良県フォレスターアカデミーは、令和3年4月に開校した林業を学ぶ学校です。
これまで、フォレスター学科(2年制)29人、森林作業員学科(1年制)10人の卒業生を送り出し、森づくりに関わるさまざまな分野で活躍しています。
森の仕事・林業は危険?キツイ?
林業はかつて危険でキツイ仕事と言われていました。現在は、林業機械の導入が進んだことにより体への負担が軽減し、安全装備の着用義務化などにより、安全性が向上しています。
林業の待遇は?
県内の主要な事業体(個人を除く)は、社会保険、厚生年金、雇用保険制度に加入しています。以前は日給が多かったですが、月給制・週休2日制に移行する事業体が増えてきました。
アカデミーでは林業への就業に向けて何が学べる?
林業に必要な資格の取得はもちろん、安全に木を伐倒したり道づくりをする技術も学べます。また、吉野の山守から実地で学ぶ授業や、企業でのインターンシップも実施しています。学生向けの就職あっせんもしています。
現在、(株)十津川造林に勤めている、アカデミー卒業生の松林さんにインタビューしました!
🅠今はどんな仕事をされていますか?
A移住先の十津川村の林業事業体で伐採したり山に道をつける仕事をしています。
🅠林業の給与面や待遇など心配はなかったですか?
A入学前は給与面に不安がありましたが、在学中に林業に関わるさまざまな方と接する中で林業全体の就労環境が向上していることを知りました。前職よりも規模が小さいため職場になじめるか心配でしたが、在学中に2度のインターンシップを経て業務内容を直接知ることができたため、就業につながりました。
🅠林業の楽しみは何ですか?
A自然の中で働けることと、手に職をつけることができることです!また、JLC(日本伐木チャンピオンシップ)というチェンソー作業の安全性を競う大会に出場し、仲間と競い合いながら技術研さんをすることも楽しみの一つです!
🅠最後に、林業への就業に関心のある人へメッセージをお願いします!
A林業はあまり人目につかない仕事なのでわからないことが多いと思いますが、100年先につながるやりがいのある仕事です。ぜひ、奈良県林業労働力確保支援センターやアカデミーのSNSなどをチェックし、調べてみてください。
五感で楽しむ!ならの森林ツアー
〜森林を守り育てる!フォレストワーカー体験〜
内容
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●地下足袋を履き靴とは異なる感覚を体験
●ダイナミックな大木伐倒の現場見学
●伐倒したスギの皮むき体験
●フォレストワーカー、フォレスターアカデミー学生と交流
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対象
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森林・林業やアカデミーに興味がある人
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定員
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15人
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内容
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●学校概要説明、施設案内、模擬授業
●在校生が企画する実習体験
●在校生・卒業生および職員とのフリートーク
※詳細はアカデミーHPをご覧ください。
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対象
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アカデミーへの入学に興味がある人
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定員
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50人
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募集学科
森林作業員学科(1年制) フォレスター学科(2年制)
両学科合わせて定員20人
緑の青年就業準備給付金
就業時年齢45歳未満で林業分野へ就業する学生に年間最大115万円(条件あり)