「ヤングケアラー」という言葉を聞いたことがありますか?ヤングケアラーは、「本来大人が担うと想定されている、家事や家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められるこども・若者」のことを言います。 こどもが家事や家族の世話をすることは、普通のことと思われるかもしれません。でも、家事や家族の世話をしていることにより勉強に励む時間、部活動に打ち込む時間、将来に思いを巡らせる時間、友人との他愛のない時間など、本来こどもたちの成長や発達に必要な時間が奪われて、その結果、勉強がうまくいかない、友人関係がうまく築けないなど、将来に影響を及ぼすことが心配されています。 こども家庭庁の調査によると、ヤングケアラーは17人に1人いるとされており、クラスに1~2人いるかもしれません。周りの人が気付き、声をかけ、手を差し伸べることで、ヤングケアラーが「自分は独りじゃない」「誰かに頼ってもいいんだ」と思える、「こどもが、こどもらしくいられる社会」をみんなでつくっていきませんか。 それはきっと、すべての人が幸せに暮らせる社会をつくる一歩になるはずです。
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