知事コラム

　大阪・関西万博は約2,900万人が来場（一日平均約15万人）、200億円を超える黒字額を計上し、大成功に終わりました。都道府県別の来場者数では、奈良県が大阪府に次いで多く、奈良県民5人のうち3人が来訪したという推計があります※1。私も仕事で11回ほど万博会場に足を運ぶと共に多くのパビリオンを見学しました。一度に多くの国の歴史、文化、技術、特産品等に触れることができ、外国との交流も深まる万博の意義を再認識しました。
　万博は本県にもとても良い効果をもたらしてくれました。訪日外国人が万博に合わせて訪問した場所で最も多かったのは奈良公園という分析があります※2。また、本県が海外の旅行予約サイトでキャンペーンをした効果等もあり、万博期間中の奈良県内の宿泊客数も大幅に増加しました。
　本県は万博会場での奈良のPRにも努めました。3回の大型催事を行い、本県の歴史文化遺産、観光名所、食文化、祭り、伝統芸能、伝統工芸品等を合計で約20万人の来場者に知っていただきました。このPRの効果を持続させるべく、引き続き奈良の魅力を国内外に発信していきます。
※1 三菱UFJリサーチ＆コンサルティング（株）発表　※2 ナビタイムジャパン発表