「コスパ(費用対効果)がいい」「タイパ(時間対効果)がいい」という言葉をよく耳にします。いかに低コストでスピーディーに目的を達成できるか、という効率的でムダを省く合理的な考え方は、情報過多時代に優先されがちな「ものさし」といえるかもしれません。 一方で、視点を切り替えて、時間や手間(コスト)をかけるからこそ得られる「ものさし」もあります。たわいもない雑談から得られるアイデア、手間をかけた手料理から伝わる愛情、ゆっくり歩くからこそ感じる空気や景色など「効率化」によって省かれそうになる過程の中に、人生に彩りを加える何かが隠れていそうです。効率化を正解としてすすめた結果、気づかないうちに人生を豊かにする大切な部分を失ってしまうこともあります。便利・合理的という選択を優先してしまいがちな今の時代にこそ、不便さがもたらす利益や便利さがもたらす不利益という柔軟な「ものさし」が必要なのかもしれません。 時間の使い方は人生そのものです。バランス良く「ものさし」を切り替えることで、自分にも人にも優しい時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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