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これまで、河川改修により治水安全度の向上を図ってきましたが、大和川流域では、急激な市街化による保水力の低下が進み、従来型の河川改修による治水事業の進め方では、頻発する水害に対処することが困難になってきました。
そこで、奈良県内の流域25市町村(当時)、奈良県及び国は、昭和58年に「大和川流域総合治水対策協議会」を組織し、総合的な治水対策について協議しています。
現在、大和川流域では、河川改修やダム建設等を行う「治水対策」、流域の保水機能を積極的に保全する「流域対策」とをあわせた総合治水対策に取り組んでいます。
(2)治水対策
治水対策として、河川改修、ダムや遊水地の整備を行っています。
(3)流域対策
河川改修を進める一方、流域の保水力を高める事が重要です。大きな保水機能を持つため池・山林などの保全や新たな開発での計画的な防災調整池整備などがとても重要です。
また、大雨の時だけ雨水を貯められるように、学校などのグラウンドに貯留浸透施設を設置したり、ため池の所有者・管理者の方々に協力していただき、ため池貯留容量のアップを図るなどの対策を実施しています。
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