平成17年10月1日 奈良県人口推計年報
結果の概要
ご注意
平成17年10月1日に国勢調査が実施され、同年12月27日に速報結果が発表されましたが、本年報におきましては、時系列での結果を把握しやすいように、平成12年国勢調査の結果を基に、月々の住民基本台帳や外国人登録上での転入・転出・出生・死亡人数を加減して算出した推計人口を使用しております。
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平成17年10月1日の推計人口による本県の人口は1,425,229人で全国総人口の約1.1%を占めている。
(平成17年国勢調査速報結果による人口は1,421,367人)
大正9年の第一回国勢調査の人口は564,607人であり、85年前と比べると約2.5倍になっている。
(統計表第1表参照)
人口の分布状況を市部・郡部別に見ると、市部が1,082,040人、郡部が343,189人で、市部が全体の75.9%を占めている。
市町村別人口規模が大きいのは、奈良市、橿原市、生駒市の順となり、逆に小さいのは、野迫川村、上北山村、黒滝村の順となっている。
(統計表第1表参照)
[平成17年国勢調査速報結果では、市部が1,078,955人(75.9%)、郡部が342,412人(24.1%)となる。](統計表特掲第11表参照)
表.人口規模の市町村順位
順位 |
大きい市町村 |
小さい市町村 |
市町村名 |
人口(人) |
構成比% |
市町村名 |
人口(人) |
構成比% |
1 |
奈 良 市 |
370,641 |
26.01 |
野迫川村 |
722 |
0.05 |
2 |
橿 原 市 |
125,307 |
8.79 |
上北山村 |
796 |
0.06 |
3 |
生 駒 市 |
114,024 |
8.00 |
黒 滝 村 |
1,036 |
0.07 |
4 |
大和郡山市 |
92,209 |
6.47 |
下北山村 |
1,187 |
0.08 |
5 |
天 理 市 |
71,524 |
5.02 |
天 川 村 |
1,795 |
0.13 |
1年間の人口増加数は、△4,740人、増加率は△0.33% |
平成16年10月1日からの1年間の人口動態を見ると、4,740人の減少、増加率は△0.33%と、前年の△0.32%とほぼ同様の結果となった。
なお、自然増加率は前年を0.10ポイント下回る△0.03%に、社会増加率は前年を0.08ポイント上回る△0.32%となった。また、外国人増加数は前年の131人から262人となった。
人口動態を月別に見ると、自然増加は平成16年10月の143人が最高であり、社会増加は人口移動時期である平成17年4月以外はすべて減少となっている。
この1年間で人口が増加したのは3市4町、減少したのは8市14町13村であった。
1年間の人口減少数4,740人のうち、市郡部別に見ると、市部が2,698人の減少、郡部2,042人の減少となった。
また、市町村別にみると、増加数の多いのは生駒市、香芝市、広陵町、減少数の多いのは奈良市、大和高田市、大和郡山市の順になっている。(統計表第1表参照)
表.人口増加数の市町村順位
順位 |
多い市町村 |
少ない市町村 |
市町村名 |
増加数(人) |
市町村名 |
増加数(人) |
1 |
生 駒 市 |
1,006 |
奈 良 市 |
△1,144 |
2 |
香 芝 市 |
1,001 |
大和高田市 |
△819 |
3 |
広 陵 町 |
325 |
大和郡山市 |
△814 |
4 |
葛 城 市 |
201 |
御 所 市 |
△594 |
5 |
三 郷 町 |
65 |
五 條 市 |
△543 |
市町村別の人口増加率は香芝市が最も高く、1.43%であった。
次いで広陵町1.00%、生駒市0.89%となった。
逆に、増加率が最も低いのが上北山村△6.13%で、次いで天川村△4.37%、黒滝村△3.99%の順になっている。 (統計表第1表参照)
表.人口増加率の市町村順位
順位 |
高い市町村 |
低い市町村 |
市町村名 |
増加率(%) |
市町村名 |
増加率(%) |
1 |
香 芝 市 |
1.43 |
上北山村 |
△6.13 |
2 |
広 陵 町 |
1.00 |
天 川 村 |
△4.37 |
3 |
生 駒 市 |
0.89 |
黒 滝 村 |
△3.99 |
4 |
葛 城 市 |
0.57 |
川 上 村 |
△3.49 |
5 |
三 郷 町 |
0.28 |
吉 野 町 |
△3.14 |
図4.市町村別人口増加率
3.人口密度
平成17年10月1日の推計人口による本県の人口密度(1平方キロメートル当たり人口)は386.1人であった。市・郡部別では、市部が1,056.1人、郡部が128.7人となっている。
次に市町村別の人口密度をみると、最も高いのが大和高田市の4,278.0人で、次いで上牧町、王寺町の順になっている。
また、最も低いのは上北山村の2.9人で、最も高い大和高田市の約1,475分の1になっている。 (統計表第1表参照)
表.人口密度市町村順位
順位 |
高い市町村 |
低い市町村 |
市町村名 |
人/平方キロメートル |
市町村名 |
人/平方キロメートル |
1 |
大和高田市 |
4,278.0 |
上北山村 |
2.9 |
2 |
上 牧 町 |
4,020.0 |
野迫川村 |
4.7 |
3 |
王 寺 町 |
3,262.7 |
十津川村 |
6.6 |
4 |
橿 原 市 |
3,170.7 |
川 上 村 |
7.9 |
5 |
香 芝 市 |
2,930.3 |
下北山村 |
8.9 |
図5.市町村別人口密度
TOP
本県の男女別人口は、男子679,361人、女子745,868人で、女子の方が66,507人多く、人口性比は91.08であった。
人口性比の推移をみると、第1回国勢調査のあった大正9年から昭和10年にかけて、全国では100を超えていたが、昭和15年国勢調査以降は100を割っている。本県は一貫して100未満であり、女子の人口の方が男子より多い。
また、市町村別にみると、野迫川村が最も高く110.50で、十津川村104.39、川上村103.15と続きこの3村のみ100を超えている。一方、最も低いのは室生村の86.32となっている。
(統計表第1表参照)
TOP
本県の世帯数は54万1千世帯、1世帯当たりの人員は2.63人 |
平成17年10月1日現在の、本県の住民基本台帳及び外国人登録による世帯数は、540,988世帯で、前年より5,078世帯、率にすると0.95%増加した。
また、1世帯当たりの人員は2.63人で前年より0.04人減少した。
1世帯当たりの人員を市町村別にみると、山添村の3.40人が最も多く、以下広陵町3.14人、明日香村3.02人、大宇陀町2.99人、菟田野町2.97人と続き、逆に最も少ないのは、下北山村の1.79人で、以下川上村2.05人、上北山村2.08人、東吉野村2.18人、十津川村2.18人と吉野郡に集中している。
(統計表第5表参照)
TOP
平成16年10月1日から1年間に県外から転入してきた人は30,510人、県外へ転出した人は35,153人であった。
奈良県では、昭和40年の奈良県推計人口調査が始まって以来転入超過が続き、平成10年に初めて転出超過に転じ、平成17年も引き続いて4,643人の転出超過となった。
都道府県別では、大阪府の85人を最高に、14の府県からの転入超過となっており、京都府、東京都、兵庫県の順に、32の都道府県への転出超過となっている。(統計表第8表参照)
平成16年10月1日から1年間の県内市町村間の移動者数は22,483人で、前年と比べ731人減少した。
また、市町村間の転入転出者の状況をみると、転入超過は4市9町で、転出超過は7市9町13村であった。転入超過数及び転出超過数の主な状況は、次表のとおりである。
(統計表第6表参照)
表.県内市町村間移動の状況
順位 |
多い市町村 |
少ない市町村 |
市町村名 |
増加数(人) |
市町村名 |
増加数(人) |
1 |
奈 良 市 |
428 |
大和高田市 |
△295 |
2 |
広 陵 町 |
366 |
大和郡山市 |
△235 |
3 |
香 芝 市 |
357 |
御 所 市 |
△208 |
4 |
葛 城 市 |
199 |
五 條 市 |
△158 |
5 |
生 駒 市 |
147 |
天 理 市 |
△150 |