**************************************** 県政公開ニュース
発表日 : 平成16年9月9日
所属 : 総務部  市町村課
担当 : 財政グループ
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平成15年度市町村普通会計決算見込(速報)
 



 
1.平成15年度の県内市町村の普通会計決算状況については、現在集計作業中ですが、決算収支及び決算規模に関して速報版としてとりまとめましたので公表します。





2.決算規模


□ 平成15年度の歳入歳出決算額(見込み)は、以下の通り。

 歳入 5,478億86百万円(前年度5,490億69百万円  対前年度比 ▲0.2%)

 歳出 5,373億73百万円(前年度5,367億15百万円  対前年度比 +0.1%)

*歳入では、臨時財政対策債(H13~)等市町村債が+78億(+10.7%)、国庫支出金が+62億(+12.7%)増加したものの、地方交付税が▲107億(▲8.1%)、市町村税が▲59億(▲3.4%)減少したため、▲0.2%の減少となった.

*歳出では、普通建設事業費が▲98億(▲8.6%)、人件費が▲27億(▲2.2%)減少したものの、扶助費が+68億(15.0%)、公債費が+28億(+3.6%)、繰出金が+28億(+6.2%)増加したため、+0.1%の微増となった.


                                   

3.決算収支

□      形式収支 

歳入歳出差引額(形式収支)は、105億13百万円となり、前年度と比べ▲14.9%減少している。

□      実質収支 

形式収支から翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は、70億65百万円となり、前年度と比べ、▲5.1%減少している。

□     単年度収支  

単年度収支は、13年度より3年連続マイナスとなった。

□      実質単年度収支 

実質単年度収支は、13、14年と赤字が続いたが15年度は824百万円の黒字となっている。要因としては、いくつかの団体において、後年度の財政負担を軽減するため大幅な繰上償還が行われたこと、当面の厳しい財政状況を乗り切るために、特定目的基金を財政調整基金に積み替えたこと等があげられる。

<平成15年度決算収支の概要>


  (単位:百万円、%)


H15

H14

増減額

増減率

形式収支

10,513

12,354

▲ 1,841

▲ 14.9

翌年度繰越財源

3,448

4,912

▲ 1,464

▲ 29.8

実質収支

7,065

7,441

▲ 376

▲ 5.1

単年度収支

▲ 398

▲ 1,102

704

63.9

実質単年度収支

824

▲ 1,402

2,226

158.8

<決算収支の推移>


H9

H10

H11

H12

H13

H14

H15

実質収支

9,659

7,146

9,459

1,1240

8,543

7,441

7,065

単年度収支

21

▲ 2,512

2,312

1,662

▲2,696

▲1,102

▲ 398

実質単年度収支

557

▲ 4,917

3,496

5,154

▲2,899

▲1,402

824

<赤字団体>

□     実質収支が赤字となった団体は2団体で、黒字となったのは45団体。前年度に比べ1団体が黒字に転じたが、今年度も赤字となった2団体については赤字幅が拡大した。

(単位:百万円)

実質収支

御所市

大和高田市

H14

▲ 661

▲ 182

H15

▲ 1,078

▲ 481

増減

▲ 418

▲ 298

4.まとめ

□     決算規模については、歳入は4年連続の減、歳出は前年度と比べやや微増となった。

□     特徴としては、歳入では引き続き市町村税や、地方交付税等の一般財源が減少した(表B左欄参照)のに対し、これを補うため大幅な基金の取崩し(表A参照)が行われている。

また、歳出では厳しい財政状況を踏まえ、人件費や普通建設事業費の削減を行ったものの、扶助費や公債費が増加している(表B右欄参照)。

□     赤字団体が減少し、単年度収支等の赤字幅が縮小しているが、これは基金の取崩しを行うことにより一時的に収支尻を合わせた結果であり、財政状況が改善傾向であるといったものではない。

<表A-基金の状況>  

                          (単位:百万円)


H9

H10

H11

H12

H13

H14

H15

当年度末基金残高

136,835

132,516

142,576

135,776

129,463

123,474

113,719

増減額

2,277

▲ 4,319

10,060

▲ 6,800

▲ 6,313

▲ 5,988

▲ 9,755

<表B-歳入歳出の主な増減要因>


(単位:百万円、%)

歳入

増減額

増減率

歳出

増減額

増減率

地方交付税

▲ 10,734

▲ 8.1

普通建設事業費

▲ 9,814

▲ 8.6

市町村税

▲ 5,948

▲ 3.4

人件費

▲ 2,675

▲ 2.2

繰入金

4,450

28.1

扶助費

6,769

15.0




公債費

2,810

3.6

      

 なお、H16年度については地方財政計画の総額抑制に伴い、地方交付税・臨時財政対策債が大幅に削減(▲154億円。H15年度の地方交付税は▲8.1%と大きく減少しているものの、臨時財政対策債含みでは3.5%の増)されたことから、さらに大幅な基金の取崩し(対前年度比121億円増加見込)等を余儀なくされているところである。現在議論されている三位一体改革の動向によっては、今後、住民サービスの低下や住民負担の増とともに、赤字団体の急増といった事態も懸念される。

[用語説明]

普通会計  地方公共団体における地方公営事業会計以外の会計。

形式収支  歳入決算総額から歳出決算総額を差し引いた歳入歳出差引額。

実質収支  当該年度に属すべき収入と支出との実質的な差額をみるもので、形式収支から翌年度に 繰り越すべき財源を控除した額。

単年度収支  実質収支は前年度以前からの収支の累積であるので、その影響を控除した単年度の収支のこと。 具体的には、当該年度における実質収支から前年度の実質収支を差し引いた額。

実質単年度収支 単年度収支から、実質的な黒字要素(財政調整基金への積立額及び地方債の繰上償還額)を加え、赤字要素(財政調整基金の取崩額)を差し引いた額。

表-1 市町村普通会計決算収支

(単位:百万円、%)
区  分 歳入総額(A) 歳出総額(B) 歳入歳出差引(形式収支)(A)-(B) (C) 翌 年 度繰越財源(D) 実質収支(C)-(D) (E) 単年度収支 実質単年度収支
平成15年度 547,886 537,373 10,513 3,448 7,065 ▲398 824
平成14年度 549,069 536,715 12,354 4,912 7,441 ▲1,102 ▲1,402
差引 ▲1,183 658 ▲1,841 ▲1,464 ▲376 704 2,226
増減率 ▲0.2 0.1
表-2 市町村別決算収支の状況
団 体 名 歳入総額(A) 歳出総額(B) 歳入歳出差引(形式収支)(A)-(B) (C) 翌 年 度繰越財源(D) 実質収支(C)-(D) (E) 単年度収支 実質単年度収支
奈 良 市 108,888 106,709 2,179 757 1,422 256 423
大和高田市 22,554 23,018 ▲464 17 ▲481 ▲298 ▲302
大和郡山市 29,956 29,751 205 192 13 312 413
天 理 市 25,090 23,881 1,209 100 1,109 54 473
橿 原 市 40,581 39,252 1,329 583 746 82 183
桜 井 市 23,075 22,970 105 95 10 ▲20 ▲244
五 條 市 17,255 16,424 831 371 460 ▲59 ▲58
御 所 市 14,063 15,104 ▲1,041 37 ▲1,078 ▲418 ▲418
生 駒 市 34,958 34,551 407 57 350 48 1,977
香 芝 市 21,593 21,378 215 211 4 ▲167 ▲459
月ケ瀬村 2,619 2,552 67 0 67 ▲76 ▲76
都 祁 村 5,401 5,268 133 0 133 3 62
山 添 村 4,677 4,599 78 1 77 4 34
平 群 町 6,964 6,944 20 6 14 ▲3 ▲323
三 郷 町 7,909 7,765 144 87 57 6 ▲468
斑 鳩 町 8,737 8,305 432 48 384 ▲14 ▲11
安 堵 町 4,074 3,951 123 29 94 ▲309 ▲84
川 西 町 4,473 4,364 109 24 85 ▲19 ▲19
三 宅 町 3,239 3,204 35 0 35 ▲33 ▲33
田原本町 13,506 12,764 742 162 580 190 ▲250
大宇陀町 5,251 4,981 270 46 224 35 ▲186
菟田野町 3,734 3,691 43 37 6 ▲44 ▲50
榛 原 町 7,517 7,286 231 0 231 ▲21 ▲235
室 生 村 5,954 5,940 14 14 0 0 ▲50
曽 爾 村 3,225 3,172 53 1 52 ▲15 52
御 杖 村 2,778 2,735 43 31 12 ▲31 ▲31
高 取 町 3,974 3,818 156 8 148 42 18
明日香村 3,603 3,421 182 0 182 64 64
新 庄 町 8,765 8,656 109 6 103 ▲28 190
当 麻 町 5,934 5,874 60 0 60 44 539
上 牧 町 8,758 8,735 23 21 2 ▲46 ▲78
王 寺 町 19,457 19,300 157 13 144 7 137
広 陵 町 10,232 9,871 361 33 328 62 115
河 合 町 7,339 7,203 136 107 29 16 ▲341
吉 野 町 6,197 6,019 178 0 178 29 ▲70
大 淀 町 8,030 7,831 199 123 76 ▲68 ▲254
下 市 町 4,998 4,657 341 10 331 126 ▲5
黒 滝 村 2,089 2,009 80 15 65 51 51
西吉野村 5,347 5,300 47 15 32 2 309
天 川 村 2,568 2,504 64 34 30 ▲23 ▲23
野迫川村 3,292 3,188 104 11 93 ▲108 ▲108
大塔村 2,472 2,314 158 80 78 ▲88 49
十津川村 5,268 5,115 153 16 137 79 18
下北山村 2,689 2,651 38 0 38 ▲16 18
上北山村 2,154 2,055 99 1 98 20 ▲30
川上村 3,878 3,618 260 0 260 16 ▲59
東吉野村 2,769 2,678 91 50 41 ▲39 ▲39
市  計 338,014 333,037 4,976 2,419 2,557 ▲209 1,988
町村計 209,872 204,336 5,536 1,029 4,507 ▲189 ▲1,165
県計 547,886 537,373 10,513 3,448 7,065 ▲398 824
















表-3 実質収支の推移
区  分 実 質 収 支 単年度収支 実質単年度収支
黒 字 団 体 赤 字 団 体
団 体 数 黒 字 額 団 体 数 赤 字 額
平成4年度 13,480 1,860 ▲229 45 14,913 2 ▲1,433
平成5年度 9,793 ▲3,687 ▲5,197 45 11,598 2 ▲1,805
平成6年度 6,652 ▲3,141 ▲4,650 45 8,446 2 ▲1,794
平成7年度 8,413 1,294 ▲7,713 45 10,119 2 ▲1,706
平成8年度 9,638 892 4,790 46 10,956 1 ▲1,318
平成9年度 9,659 21 557 46 10,843 1 ▲1,183
平成10年度 7,146 ▲2,512 ▲4,917 45 8,479 2 ▲1,333
平成11年度 9,459 2,312 3,496 46 10,206 1 ▲747
平成12年度 11,240 1,662 5,154 46 11,755 1 ▲515
平成13年度 8,543 ▲2,696 ▲2,899 44 9,503 3 ▲960
平成14年度 7,441 ▲1,102 ▲1,402 44 8,584 3 ▲1,143
平成15年度 7,065 ▲398 824 45 8,624 2 ▲1,559

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