帰宅困難者対策

帰宅困難者対策~「むやみに移動を開始しない」ことが基本です~

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、首都圏において、公共交通機関の運行停止等により多くの帰宅困難者が発生しました。その教訓を踏まえ、帰宅困難者対策は行政のみならず、県民、事業者等が一体となって取り組むことが重要です。

 自分でできる帰宅困難者対策に取り組みましょう。

 

一斉帰宅の抑制

 発災直後、多くの人が一斉に帰宅しようとすると、各地で混雑が発生し、危険な状態となるとともに、救助・救命活動の妨げにもなるため「むやみに移動を開始しない」ことを基本とし、安全な場所に留まるようにしましょう。

 事業者の皆様は、社内に留まれるよう水や食料などの必要な備蓄等を行うとともに、従業員等の一斉帰宅の抑制に取り組みましょう。

 

災害時帰宅支援ステーション

 2府6県4政令市(三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、徳島県、京都市、大阪市、堺市、神戸市)を代表して、関西広域連合では、災害時の徒歩帰宅者を支援する取組として、コンビニエンスストアや外食事業者等と「災害時における帰宅困難者支援に関する協定」を締結しています。

 この協定により、徒歩帰宅者に水道水やトイレ、道路情報などを提供いただける店舗を「災害時帰宅支援ステーション」といいます。災害時帰宅支援ステーションには、「災害時帰宅支援ステーション・ステッカー」が店舗の入口などに掲示されています。

 

 

 

 

 

 

災害時帰宅支援ステーション(外部サイト) 

 

関西広域帰宅困難者対策ガイドライン

 令和元年9月に関西広域連合により「関西広域帰宅困難者対策ガイドライン」が策定され、奈良県でもこのガイドラインに沿って帰宅困難者対策に取り組んでいます。

 

  ・関西広域帰宅困難者対策ガイドライン(PDF:5.4MB)(外部サイト)

  ・【別冊】災害時の外国人観光客対策について(PDF:4.7MB)(外部サイト)

 

関西広域連合 帰宅困難者NAVI(ナビ)

 「関西広域連合 帰宅困難者NAVI(ナビ)」は、大規模災害発生時に、徒歩帰宅者が円滑に帰宅できるよう出発地と目的地を入力するだけで、徒歩帰宅ルートの沿道にある災害時帰宅支援ステーション等をインターネット上の地図で確認できるもので、災害時は、円滑に徒歩帰宅ができるツールとなりますので、ぜひご活用ください。

 

  ・関西広域連合 帰宅困難者NAVI(ナビ)(外部サイト)