女性が当たり前に働く時代になり、仕事と家庭の両立が課題となっています。今回の講座では、森野和子さんに、段取りよく両立するにはどうすればよいかをお話しいただきました。
段取り力とは、なりたい自分に近づく時間を確保するための手段です。現状を知り、なりたい姿を考え、現状からなりたい姿に至るまでを自分の課題と捉えます。
受講生は事前課題のワークシート「過去1週間の時間の使い方」、「なりたい私とその理由」、「理想の生活」を記入して気づいたことをグループで話し合いました。そこでは、子どもの送迎など自分の行動が子どもの行動に付随していることや何に時間を使ったかわからないということに気づいた人もいました。
現状については、反省ばかりではなく、できていることもしっかり認めることが自信につながります。なりたい姿は、求められる姿ではなく、自分がハッピーと感じられる姿を考え、それをシートに記入して「見える化」することで、希望や考えがはっきりしてきます。
自分の時間を作るには、スケジューリング、時間の節約、自分の時間を増やすことを考えます。具体的には、長期的に、かつ全体を見て優先順位をつけ予定を組むこと、人の時間を分けてもらう(サポートを頼む)こと、人に時間を取られない(主導権を握る)ことなどです。
いずれにしても、時間管理の本に書いてある方法や他人がやっている方法をそのまま実行しようとするのではなく、自分が納得したものをできることから少しずつやっていくことが大切だということでした。
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