選定基準




■大切にしたい奈良県の野生動植物の選定基準        



●絶滅の危険性に関わるもの
 (1) 個体数が減少傾向にあるもの

 ○ 県内において環境変化、捕獲・採取等により絶滅したと考えられる種

 ○ 県内において環境変化、捕獲・採取等により個体数が減少している種
 (2) 元来、県内において希少であるもの

 ○ 県内の分布地が限定されている種

 ○ 県内の生息・生育個体数が少ない種
 (3) 生息・生育基盤が脆弱なもの

 ○ 限定された環境に依存して生息・生育している種


●国版RDB、近畿地方版RDBで取り上げられており、県内にも分布する種


 ◆学術的な重要性に関わるもの
  (1) 分類学的に重要なもの

  ○ 奈良県が種の模式産地となっている種

  ○ 分類などの問題点があり、今後の研究の進展によっては注目される可能性があ
    る種

  (2) 県内における種の分布が学術上重要なもの

  ○ 奈良県の特産種

  ○ 奈良県が種の分布の限界(北限、南限等)になっている種

  ○ 隔離分布等全国的に見て特異な分布をしている種


 ◆広く県民に親しまれている等、郷土を代表するもの
  (1) 現在、県民が大切にしている種
  (2) 今後、県内で大切にしていきたい種
  (3) 奈良に縁のある名がつけられている種
  (4) 奈良県を代表する植物群落