西部地域の農業

小ギク
 生駒郡平群町(いこまぐんへぐりちょう)は、日照条件や土質など、切り花菊作りに最適な栽培環境であり、明治末期から100年以上に渡り栽培を続けている産地です。昭和50年代後半から、作目を小ギクに特化することで量・質とも飛躍的に向上し、大消費地である京阪神の生花市場でブランド力を確固たるものとしました。
 露地を主体として、一部施設を組み合わせた栽培体系が確立されており、標高50~400mという標高差を活かしながら年間を通じて200を超えるバラエティに富んだ品種が作付けされています。
 生産者は「西和花卉部会」に所属し、鮮度・品質にこだわった共選出荷が行われています。平成28年度現在、部会員数121名、面積約85haで作付けされており、現在は京阪神の市場を中心に全国へ新鮮・高品質な「平群の小菊」を出荷し、市場から高く評価されています。
 年間出荷本数は約4,200万本と夏秋期生産の小ギクでは日本一の規模を誇っています。


歴史ある平群の小菊栽培 LDEによる盆電照

歴史ある平群の小ギク栽培

LEDによる盆電照

平群の小菊 平群の小菊

ほ場風景

ほ場風景


■「平群の小菊」が地域団体商標登録に認定される こちら
■今産地で注目の新技術「超簡易ネットハウス」について こちら

バラ
 「平群温室バラ組合」が生産者6戸で昭和48年に結成され、本格的なバラ栽培が始まりました。現在は5戸の生産者が約3haの温室で切り花を栽培されています。また、共同でバラ苗生産組合「HEGURI ROSE(へぐりろーず)」立ち上げ、組合内の苗供給および外部のバラ生産者向けのバラ苗生産を行っています(ほかに、町内には非組合バラ生産者もおられます)。
 現在、バラ組合では周年生産・出荷が行われており、激しく変遷する消費者ニーズにいち早く対応するため常に新しい品種を導入し、バラエティに富んだ100品種もの美しいバラが栽培されています。また、近郊産地であることから、もともと新鮮で花持ちは良いのですが、より日持ちするバラを消費者に提供するため、湿式低温輸送(茎の切り口を水に浸けて低温条件下で出荷する方法)が行われています。
 また、より良質な苗の安定確保や、新品種のスムーズな導入を図るため、「HEGURI ROSE」において試作検討し、バラ苗の自家生産にも取り組んでいます。
へぐりのばら
栽培ほ場 美しい平群のバラ

ぶどう
 平群町椹原(ふしはら)地区では約20haのぶどうが栽培され、県内最大のぶどう産地となっています。19戸の生産者で新大信貴葡萄(しんおおしぎぶどう)出荷組合が組織され、共選共販体制が確立しています。奈良・大阪・京都の各市場へ向けて農協一元出荷されています。
 明治末期に隣接する大阪府からデラウェアが導入されたのが産地の始まりと伝えられ、早期加温から無加温、雨よけ栽培まで、作型をうまく組み合わせた経営が営まれています。
 品種構成はデラウェア中心で、栽培面積の約75%を占めています。 近年においては、消費者ニーズの多様化にも対応し、付加価値の高い優良大粒系品種の導入も進んでいます。
 視察研修や他産地との交流により、新しい技術の導入にも意欲的に取り組むとともに、園内道の設置や急傾斜の緩和による基盤整備や優良系統への改植、品種更新等を行い効率的な生産体制の構築を目指しています。
産地風景 園内の様子

メロン
平群町(へぐりちょう)は宅地開発により人口が急増した地域ですが、その一方で農業の町として位置付けられ、様々な農産物が作付けられています。小ぎくの産地として全国的に知られていますが、奈良県では珍しい温室メロン栽培も行われており、ぶどう、バラ、いちごと並んで平群町の重要な農産物の一つです。
5棟からなるガラス温室(合計90a)では、平成7年から隔離ベッドによるアールスメロンの栽培が行われています。5名の組合員が互いに出荷時期を調整しながら栽培し、共同管理棟で一元的に 選別・出荷しています。
共同管理棟において直売しているほか、宅配も行われています。
毎年7月中旬頃には、最寄りの道の駅(大和路平群くまがしステーション)でメロンフェアが開催されます。メロンの作付けが終わるとトマトを植え付け、こちらも同様に直売を行っています。
また、栽培途中の摘果メロンを有効に利用するため、粕漬けに加工したものも道の駅で販売されています。
産地風景 メロン果実の着果

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