モモの病害
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縮葉病
被害の特徴と発生形態
葉がかき餅のようにふくれ表面に白い粉をふいたようになる。病菌の胞子は枝幹に付着して越冬する。翌春展葉期のみに発生し、20℃以上になると発生しなくなる。寒冷の年に多く、展葉期に降雨が多いと発生が多くなる。


黒星病
被害の特徴と発生形態
胞子又は菌糸で枝梢の病患部で越冬し、5月上旬~6月下旬に多く感染し、果実、枝梢、葉に発生し、果実には緑黒色のかびのある円形病斑を生じ、枝には赤褐色の円形病斑を生じる。晩生種に多く、ウメ、アンズにも発生する。


せん孔細菌病
被害の特徴と発生形態
越冬菌が枝の一部を紫褐色にし、後に亀裂を生じる。4月中旬頃より発生する。葉、枝、果実を侵し、葉では初めに淡黄色かすり状の斑点が現れ、病斑は褐~灰褐色に変わりながら拡大し、古くなると穴があく。果実では水浸状の病班を生じ、後に深い亀裂のある褐色となり時々ヤニを出す。風当たりの強い園や高湿度の出現時間の長い園で発病が多く、風を強く受けた後に発病が著しく増加する。

灰星病
被害の特徴と発生形態
主として成熟果に発病し、淡褐色で水浸状の病班を生じ、表面に灰色の粉っぽいかびを生じる。灰星病は菌そうが小班状になり進展が非常に早い。花腐れが目立ったり、収穫期前20日間の気温が15~27℃の範囲で、降水量・降雨日数が多いときに発生しやすい。


炭そ病
被害の特徴と発生形態
果実、枝に発生し、果実には褐色のへこんだ病斑を生じる。被害枝の組織内で越冬し、開花期前後から枝上に胞子を作る。雨滴と共に飛散し伝染するが発病は落花直後から6月までと成熟期にも見られる。



ホモプシス腐敗病
被害の特徴と発生形態.
果実に褐色の病斑を生じ、拡大して表面に汚白色の小粒を密生する。病原菌は枝上で越冬し、雨水によって胞子が飛散し、伝染する。成熟果だけに発病し、収穫果に多いが、感染は樹上で起こっている。



うどんこ病
被害の特徴と発生形態
子のう殻で越冬し、展葉期頃から1次伝染が起こる。葉は白い病斑を中心に波打つ。果実には幼果期に発病し、果形がゆがみ、肥大と共に裂果することがある。


灰色かび病
被害の特徴と発生形態
病原菌は多犯性で、自然界のいたるところに胞子がある。開花期に雨が多いと、花弁や花たくがまず侵され、ついでこれが付着した幼果が侵される。熟果にも発病し、灰色のかびを生じる。


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