ボランティア活動案内

点訳ボランティアについて

 当センターには、点訳ボランティアの養成講習会修了者による「奈良県点訳グループ青垣会」があり、2024年4月1日現在の会員数は、95名です。

活動内容

点訳ボランティアは、墨字(活字)の図書を点訳して点字図書を製作します。

点訳にはパソコンを使用し、点字の6点に対応するキー入力により点字データを製作します。点訳作業はボランティアの自宅で行われています。

点訳作業の後、点訳が原本と一字一句違わないか、意味が自然に伝わるか(分かち書きが適切であるか)等をチェックする校正があり、校正に基づく修正を経て点字図書が完成します。点字図書は、点字データとしてインターネットを通じて全国の視覚障害者に提供されます。視覚障害者が点字データを利用する際は、パソコンの音声ソフトに読ませたり、ピンディスプレイ(ピンが突出して点字を形成する機器)に出力させたりします。また、点字本としての貸出依頼があれば点字データをプリンターにより打ち出して製本し貸し出します。


青垣会では、音符や洋書、絵本の点訳も行い、また点字カレンダーの製作なども行っています。

音訳ボランティアについて

当センターには、音訳ボランティアグループ「草笛会」があり、2024年4月1日現在の会員数は、139名です。 

 

 音訳の作業は、図書の音読だけでなく、音読した音声の録音、録音された音声を聴いて誤読や不明瞭な発音等がないかをチェックする校正、校正に基づく修正を経て録音図書を完成させるまでを含みます。

 完成した録音図書は、全国の視覚障害者に提供されます。

 

 音声の録音は、音訳用ソフトウエアが入ったパソコンにマイクを接続して行います。このようなパソコンを用いた録音では、録音した音声の修正が容易です。また、音声データをインターネット上にアップロードして、録音図書をより多くの視覚障害者に提供することが可能になります。

 

 当センターには録音用のパソコンを備えた5つの録音室が設置されています。自宅に雑音のない環境を確保できれば、自宅での録音も可能です。

 

 草笛会では、図書のほかに雑誌や新聞の音訳、視覚障害者と対面して郵便物や説明書等を音読する対面読書、駅の構内を音声で案内する音声地図の製作、映画の音声解説なども行っています。

音訳ボランティアの募集・講習会について

 当センターでは、音訳ボランティアの養成のために、年に一度、募集して講習会を開催しています。

 
講習の期間は、毎年6月から12月までの6ヶ月間で、22回の講習を受けていただきます。

講習の内容は、視覚障害者に対する理解、発声・発音・アクセント、録音図書の製作に必要な知識と技術、パソコンを用いた録音技術などです。

→ 詳しい募集・講習会等の内容(
ボランティア募集のページ)をクリックしてください。

 

点訳ボランティアの募集・講習会について

当センターでは、点訳ボランティアの養成のために、講習会を開催しています。


講習会の期間は、毎年9月から翌年の2月までの6ヶ月間で、約22回の講習を受けていただきます。

講習会の内容は、視覚障害者に対する理解、点字の概要・書き方・分かち書き、点字図書の製作に必要な知識と技術、パソコン点訳などです。

 → 詳しい募集・講習会の内容は(点訳ボランティア募集のページ)をクリックしてください。

   

   点訳講習会音訳講習会
       点訳ボランティア養成講習会             音訳ボランティア養成講習会
 

作業ボランティアの募集について

 当センターでは、多くの点訳や音訳された図書を視覚障害者の方々に送付をしたり、他の点字図書館(情報提供施設)とで相互に図書の貸借を行っています。
 また、定期的に刊行される雑誌等についても多くの障害者の方々や他館に送付しており、テープやCDのコピーなどの作業をお手伝いしていただくボランテイアも活動されています。

現在は、作業ボランティアの募集をしておりません。

 お願いしたい業務の内容
  図書等の貸し出し、返却作業。録音雑誌のコピー。図書等の書架(棚)への戻しなどです。
 活動場所
  奈良県視覚障害者福祉センター(橿原市大久保町320-11:近鉄畝傍御陵前、北東に徒歩
  2分)
 活動時間
  月曜日から金曜日までの午前9時半から午後4時までの、ご協力のいただける時間。
 問い合わせ先
  奈良県視覚障害者福祉センター  電話:0744-29-0123
 

お問い合わせ

視覚障害者福祉センター
〒 634-0061 橿原市大久保町320-11
視覚障害者福祉センター TEL : 0744-29-0123