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東大寺供養會 東大寺蔵版 (所在:奈良県立図書情報館) とうだいじくようえ とうだいじぞうばん

記入年月日 2017/09/14

東大寺供養會 東大寺蔵版
所在地
奈良県奈良市雑司町460-1
区分
歴史資料 | 文書・書籍・絵図・地図など
指定内容

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
39.5x54cm。本図は、大正4年(1915年)4月に徳田祐義の著作で、東大寺々務所が再版した大仏供養会図です。右上には大仏供養会の由緒を記し、本図上梓の目的を「明治三十六年重ねて殿堂の大修理に着手し、十余の歳月と七十余万の巨財を算して、全く茲に功を竣へたれば、大正四年五月二日より一七日間天平の昔を偲ぶべき荘厳具足盛観天下に冠絶せる大仏供養の大法会を勤修せむとす、故に、ここにその一斑を梓に上し、以て舎那広大の恩徳を讚し奉り併せて其光景を後世に伝えんとて斯くなん」と記します。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
宝永6年(1709年)に完成して落慶供養が行われた大仏殿も、明治3年(1870年)ごろには、屋根は破れ、軒はかたむき雨露は全般へ影響を及ぼすようになっていたといいます。日清・日露戦争でなかなか進まなかった修理も、明治44年(1911年)5月2日に聖武天皇の御忌を期して上棟式が、大正4年(1915年)5月2日から大仏殿落慶供養が盛大に行われた。当時の様相を伝える貴重な資料です。
問い合わせ先
奈良県立図書情報館 図書・公文書課 公文書・地域研究係
電話番号
0742-34-2111

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