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尼崎本萬葉集断簡(尼崎切) あまがさきぼんまんようしゅうだんかん(あまがさきぎれ)

記入年月日 2017/09/18

尼崎本萬葉集断簡(尼崎切)
尼崎本萬葉集断簡(尼崎切)
所在地
奈良県高市郡明日香村飛鳥10
区分
歴史資料 | 文書・書籍・絵図・地図など
指定内容

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
尼崎本万葉集は、平安時代末期頃の『万葉集』の写本です。巻16(一部を欠く)、巻12の断簡が存在しています。 摂津尼崎にあった巻12の断簡が尼崎切と呼ばれていたため、巻16も尼崎本と称されるようになりました。書写者は分かっていません。 本断簡には、巻12-2891~2893番歌までが書かれています。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
明日香は、『万葉集』の歌が多く詠まれた地であり、『万葉集』の古写本が存在することで、現代においても万葉文化の発信地となることができます。
「記紀・万葉集」との関連とその概要
『万葉集』の古写本のひとつです。
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
本断簡に書写されている歌は作者未詳歌です。 『万葉集』には、天皇や貴族の歌、役人や防人の歌など、身分を問わず多くの人びとの詠んだ歌が収められています。著名な歌人としては、額田王・柿本人麻呂・大伴旅人・大伴坂上郎女・山上憶良・大伴家持などがいます。
当資源と関連する文献史料
『万葉集』
他地域の関連する歴史文化資源
「万葉集(尼崎本)」京都大学附属図書館蔵
問い合わせ先
奈良県立万葉文化館
電話番号
0744-54-1850

掲載されております歴史文化資源の情報は、その歴史文化資源が地域にとって大切であると考えておられる市町村、所有者、地域の方々により作成いただいたものです。
見解・学説等の相違については、ご了承ください。