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正木家住宅主屋、蔵 まさきけじゅうたくおもや、くら

記入年月日 2021/04/19

正木家住宅
所在地
奈良市毘沙門町13-2
区分
建造物 | 住居建築
指定内容
国登録有形文化財

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
奈良町にある江戸時代後期頃の町家です。
主屋は、南北道路に西面し、木造つし2階建、切妻造、平入、桟瓦葺です。1階の表構えは近年整備されたものですが、つし2階に虫籠窓や袖卯建が残っています。内部は、吹き抜けの通り土間にかまどが残り、居室は2列7室です。上手は落棟とし、前庭を作って前面に高塀を建てています。
蔵は、主屋の背面側にあり、切妻造本瓦葺、2階建の土蔵です。中庭に面する正面の庇を縁とし、その北端の物入れに円窓を設けて外観を飾っています。
平成28年(2016)に国の有形文化財に登録されました。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
主屋は典型的な奈良町の町家で、蔵も伝統的な中庭空間を構成し、一体となって往時の町家のたたずまいを伝えています。また、奈良女子大学のセミナーハウスとして、多くの人に広く親しまれています。
問い合わせ先
奈良市教育委員会事務局教育部文化財課
電話番号
0742-34-5369

掲載されております歴史文化資源の情報は、その歴史文化資源が地域にとって大切であると考えておられる市町村、所有者、地域の方々により作成いただいたものです。
見解・学説等の相違については、ご了承ください。