本尊 塑像 如意輪観音坐像(所在:岡寺) ほんぞん そぞう にょいりんかんのんざぞう
記入年月日 2022/04/25
- 所在地
- 高市郡明日香村岡806
- 区分
- 彫刻 | 神像・仏像
- 指定内容
- 重要文化財
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- 歴史文化資源の概要
- 岡寺は義淵僧正が草壁皇子の岡宮を天智天皇より賜って創建したと伝えられる寺院で、古称は『龍蓋寺』といいます。その本尊である「塑像 如意輪観音坐像」は奈良時代制作の巨像として著名で、像高は約4.85m、我が国に現存する塑像としては最大の像です。明治34年に古寺社保存法による国宝指定、昭和26年に文化財保護法による重要文化財に指定されています。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 岡寺本尊 塑造 如意輪観音坐像は1300有余年もの長い間岡寺本尊として鎮座し、数多の人々を見守ってきました。特に『やくよけ祈願』の信仰は非常に篤く『日本最初のやくよけ霊場』『日本最初の厄除観音』として知られています。奈良では古来より『女性の厄除』に霊験あらたかであると伝わり、現在でも県内にとどまらず関西、遠くは東京など全国からのご参拝があります。また岡寺御本尊様は、日本遺産にも認定され1300年の歴史を有する日本最古の巡礼道『西国三十三所観音巡礼』の「第七番札所」であります。1300年にわたり観音巡礼の聖地の一つとしてとして現在にいたるまで参拝者が途切れることなくお参りに来られる寺院になります。
- 当資源と関連する歴史上の人物とその概要
- 義淵僧正 弘法大師
- 問い合わせ先
- 西国第七番 岡寺
- 電話番号
- 0744-54-2007
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