出会う 奈良県歴史文化資源データベース

天神神社 てんじんじんじゃ

記入年月日 2023/04/24

天神神社
所在地
奈良県生駒郡安堵町大字窪田180
区分
複合型 | 複数の歴史文化資源を包含する歴史文化資源
指定内容

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
 安堵町窪田に所在する天神神社は天津彦彦火瓊瓊杵尊を祭神とする小社で、江戸時代には左下大明神(さげだいみょうじん)と呼ばれました。もとは筒井城内にあった筒井氏の氏神である五梅宮を、永正2年(1505)に筒井順盛の命により移し、筒井氏の縁戚とされる当地の領主、窪田氏の氏神にしたと伝わります。
 天神神社(左下大明神)で行われた祭礼の頭役(主宰)を記した「窪田左下大明神御頭役次第」によれば、小泉氏・龍田氏といった筒井氏配下の大和武士のほか、永正10年(1513)の筒井順盛、永禄10年(1567)、天正10年(1582)の筒井順慶のように、筒井一族も頭役を務めています。
 江戸時代以降は多くが没落・滅亡した大和武士にかわり、窪田氏の末裔の中・石田両家によって祭祀が維持されました。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
大和国の戦国大名、筒井氏と当地の領主、窪田氏との関わりを見ることができる点で貴重な歴史文化資源です。
「記紀・万葉集」との関連とその概要
該当なし。
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
筒井(成身院)順盛:順宣とも。若くして筒井氏総領となった筒井順賢の後見人となり、筒井氏を支えた。
当資源と関連する文献史料
「窪田左下大明神御頭役次第」、「中・石田家系図」
当資源と関連する伝承
筒井氏の氏神を筒井順盛の命により当地に勧請したと伝わります。
他地域の関連する歴史文化資源
該当なし。
問い合わせ先
安堵町歴史民俗資料館
電話番号
0743-57-5090

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見解・学説等の相違については、ご了承ください。