11月12日(木)・17日(火)・27日(金)・12月1日(火)・9日(水) |
人権教育指導者養成講座
人権教育の振興を図るために、各市町村における人権教育の具体的な推進のための指導者を養成することを目的に開催しました。 |
第1回
11月12日 |
講演「『人権に関する県民意識調査』結果から~今後の人権教育の展開にむけて~」
講義 「『人権学習の進め方』について」
演習 「人権とは何でしょう?」
『人権に関する県民意識調査』の結果分析から、今後の人権教育の課題と方向性について提起をしました。また、参加体験型の人権教育について、「ファシリテーター」の役割を説明し、参加者には実際にアクティビティーを体験していただきました。 |
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第2回
11月17日 |
講演「人権と地域社会」
フィールドワーク 「高取町の人権史跡を巡る」
吉田栄治郎さん((財)柳沢文庫保存会)
講演では、現在も根強く残っている同和問題について、その解決に向けての道筋を示していただきました。
午後からのフィールドワークでは、大和清九郎会館などの人権史跡や、「死」にかかわる差別について共同墓地なども歩き、多くの示唆をいただきました。地域の何気ないところに目を向けることの大切さにも気づくことができました。 |
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第3回
11月27日 |
演習「アクティビティーを展開してみよう」
各市町村からの参加者に、地域で実施している参加体験型のアクティビティーを持ち寄り、2班に分かれて交流しました。
交流後、そのアクティビティーの中から、各班1つずつ代表者に実施していただき、参加者全員が体験しました。
実際のアクティビティーにおいて、ファシリテーターをはじめさまざまな役割を経験してみることで、人の心の動きや変化に気づき、普段とは違った人権へのアプローチを学ぶことができました。 |
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第4回
12月1日 |
講演「インターネットにおける人権侵害」
松村 元樹さん((財)反差別・人権研究所みえ)
インターネット上で子どもたちの人権が侵害されている実態を、多くの実例を挙げながら紹介していただきました。そして、家庭・地域社会・学校が連携して取り組むべき課題について、具体的な方向性を示してくださいました。 |
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第5回
12月9日 |
講演「ハンセン病に学ぶ差別と共生の歴史」
鈴木 則子さん(奈良女子大学)
「癩(らい)」の呼称に始まり、古代からの歴史をひもときながら、現代まで続く「病気」に対する偏見・差別の実態を学ぶことができました。 「どんなに重い病を有していても人は差別されてはならない。他者の人権をいかに尊重していくのかが重要である」という言葉がとても印象的でした。 |
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