H21

平成21年度食中毒発生状況

                                     平成21年度食中毒発生状況

(奈良県) 

 平成21年度における食中毒の発生状況は、事件数16件、患者数262名、死者0名でした。前年度に比べ事件数は増加しましたが、患者数は減少しています。
 平成21年度は、飲食チェーン店において腸管出血性大腸菌O157を原因とする大規模食中毒事件が発生し、本県においても患者数6名の報告がありました。結着等の加工処理を行った肉がO157に汚染されており、加熱不十分であったことが原因でした。加工食肉を調理する場合は、中心部を75℃1分間以上またはこれと同等以上で加熱するようにしましょう。
 調理に際しては、今まで以上の衛生管理が必要です。食中毒予防の3原則「付けない」、「増やさない」、「殺菌する(十分加熱する)」を守ることが大切です。

★月別発生状況★

 
 
 

4月

5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月

2月

3月

件 数

2

2

1

2

5

0

2

0

0

0

2

0

患者数

20

71

9

41

64

0

19

0

0

0

38

0

 

★病因物質別発生状況★


事件数 患者数 死者数
総数 16 100.0% 262 100.0%

0

-

細菌 サルモネラ属菌

2

12.5%

40

15.3%

0

-

黄色ぶどう球菌

1

6.3%

10

3.8%

0

-

ボツリヌス菌

 

 

 

 

 

 

腸炎ビブリオ

 

 

 

 

 

 

腸管出血性大腸菌(VT産生)

2

12.5%

2.3% 

0

-

その他の病原大腸菌

 

 

 

 

 

 

ウエルシュ菌

1

6.3% 

 57

21.8%

 0

 -

セレウス菌







エルシニア・エンテロコリチカ

 

 

 

 

 


カンピロバクター・ジェジュニ/コリ

5

31.3%

46

17.6%

0

-

ナグビブリオ







コレラ菌







赤痢菌







チフス菌

 






パラチフスA菌







その他の細菌







ウイルス

ノロウイルス

2

12.5%

40

15.3%

0

-

その他のウイルス







化学物質

化学物質

 

 

 

 

 


自然毒 植物性自然毒

1

6.3%

35

13.4%

0

1

動物性自然毒




 

その他





不明

2

12.5%

28

10.7%

0

-


★原因食品別発生状況★


事件 患者 死者
総数 16 100.0% 262 100.0% 0 -
魚介類 貝類





ふぐ





その他





魚介類加工品 魚肉練り製品





その他





肉類及びその加工品

2

12.5%

6

2.3%

0

-

卵類及びその加工品

1

6.3%

6

2.3%

0

-

乳類及びその加工品





穀類及びその加工品





野菜及びその加工品 豆類





きのこ類





その他

1

6.3%

35

13.4%

0

-

菓子類





複合調理食品





その他 食品特定

 

 

 

 

 

 

食事特定

10

62.5%

196

74.8%

0

-

不明

2

12.5%

19

7.3%

0

-

★原因施設別発生状況★


事件数 患者数 死者数
総数

16

100.0%

262

100.0%

0

-

家庭





事業場 給食施設 事業所等





保育所












寄宿舎





その他





学校 給食施設 単独調理場 幼稚園





小学校





中学校





その他





共同調理場





その他









寄宿舎





その他 1 6.3% 35 13.4% 0 -
病院 給食施設





寄宿舎





その他





旅館

2

12.5%

28

10.7%

0

-

飲食店

11

68.8%

141

53.8%

0

-

販売店





製造所





仕出屋 1 6.3% 57 21.8% 0 -
採取場所





その他





不明

1

6.3%

1

0.4%

0

-

[消費・生活安全課のホームページ|食中毒予防のために]