設置目的 奈良県薬事研究センターは、奈良県桜井市に設置された県立の試験研究機関です。 1.奈良県における薬業の振興を目的として、様々な分析手法を用いた試験に関する試験を行っています。 2.薬業を通じた県民の保健衛生、社会福祉の向上に寄与することを目的として、良質な医薬品の流通のための医薬品の審査を行っています。
沿革 昭和 3年 4月 奈良県工業試験場に売薬部設置(大和高田市) 昭和 9年 4月 奈良県立売薬試験場と称し独立。工業試験場に併置 昭和20年 4月 奈良県立薬事指導所と改称(衛生部に所属) 昭和22年 5月 県家庭薬工業組合より現在地の敷地及び木造建物の寄付を受ける 昭和22年 11月 工業試験所から移転(御所市) 昭和27年 5月 奈良県薬事指導所と改称 昭和43年 3月 現庁舎を新築 平成15年 4月 奈良県薬事研究センタ-と改称 令和 2年 4月 御所市から桜井市に移転
各事業の実績 各事業の実績について、以下の年報を参照してください。 「令和5年度薬事研究センター年報」(pdf 2055KB) 「令和4年度薬事研究センター年報」(pdf 625KB) 「令和3年度薬事研究センター年報」(pdf 446KB) 「令和2年度薬事研究センター年報」(pdf 483KB) 「令和元年度薬事研究センター年報」(pdf 450KB) 「平成30年度薬事研究センター年報」(pdf 523KB) 「平成29年度薬事研究センター年報」(pdf 168KB) 「平成28年度薬事研究センター年報」(pdf 548KB) 「平成27年度薬事研究センター年報」(pdf 547KB) ※なお、薬務行政に係る年報(薬事年報)については、奈良県薬務課のホームページを参照してください。
地方委任医薬品の審査・試験 薬局等で販売されている一般用医薬品は、すべて厚生労働省もしくは都道府県知事の承認が必要となります。当センターでは、承認に必要な規格及び試験方法、安定性試験に関する審査を行っています。
医薬品等の収去試験、後発用医薬品品質確保対策事業 流通している医薬品が規格に適合しているかどうか、医薬品等の検査(収去検査)を行っています。また、後発医薬品が適切に製造されているか、国立医薬品食品衛生研究所と共同で試験を実施しています。(後発医薬品とは、先発医薬品と有効成分含量が同一である製品で、効果は先発医薬品と同等とされています。)
薬用植物の普及、啓発・薬用植物見本園の管理 当センターでは、県内外を問わず、講習会を通じて薬用植物・生薬・漢方薬をわかりやすく解説しています。また、薬用植物見本園では、一般に品質がよいとされ、ヤマトものと呼ばれる優良種(ヤマトシャクヤク、アカヤジオウ等)の保存・管理を行っています。さらに、奈良県薬剤師会刊行の「寧楽」表紙への情報提供を行っています。 ※ 耐震工事のため、現在は薬用植物見本園の見学はできません。 薬用植物見本園に咲く花の紹介はこちら